むかしむかし、天皇に仕える、うなでという人がいました。
很久很久以前,有个侍奉天皇的人叫项出。
ある日、うなでは中臣村(なかとみむら)という所へ、天皇の用事で出かけました。
有一天,项出去一个叫中臣村的地方为天皇办点事。
用事を終えたうなでは宿屋に泊まって寝ましたが、あまりの寒さに目を覚ましてしまいました。
办完事的项出在客栈里睡觉,可是因为太冷了就醒了。
どうやら、戸をきちんと閉めずに寝てしまったのです。
原来是因为没有关紧窗户就睡觉了。
「うう~っ、寒い」うなでは戸を閉めようと、立ちあがりました。
“呜呜~好冷啊”项出起来关窗。
外を見ると、東の空がほんの少し明るくなっています。
往外一看,东方开始有点亮了。
「もうすぐ、夜が明けるのだな」
“天快亮了啊。”
うなでが戸を閉めようとしたその時、北の空から飛んで来るたくさんの白い鳥が見えました。
项出正打算关窗的时候,看到从北边天空飞来好多白色的鸟。
「ほーっ」うなでが見ていると白い鳥たちは音もなく近づいて来て、宿屋の前の畑に次々と舞い降りたのです。
“哇—”项出看着时,白鸟们悄声无息得靠近,一只只停在客栈前的田里。
畑一面に白い鳥が舞い降りたのを見て、うなでは思わずためいきをつきました。「ああっ、こんなにきれいな鳥たちを見たのは初めてだ」
看着白鸟纷纷降落在田地里,项出情不自禁得感叹道:“啊啊,这么美丽的鸟还是第一次看到啊。”
うなでは戸を開けると、そっと外に出ました。
项出打开窗户,悄悄得走了出去。
そして白い鳥たちの方へ、ゆっくり手を差しのべると、「ほうー、ほうー」と、言いながら、近づいていきました。
然后向着白鸟的方向,慢慢地伸出手,一边说着“呼—呼—”一边靠近它们。
そのとたん、白い鳥たちは次々と細い首を羽の下にかくして丸くなると、なんとそのままおもちになってしまったのです。
这时,白鸟们就一个个将细长的脖子藏在羽毛里变得圆圆的,然后成了年糕。
「おおっ!これはどうした事だ?!」びっくりするうなでの目の前で、今度はそのおもちが里いもになりました。
“噢噢!这是怎么回事?!”还在项出诧异时,眼前的年糕又变成了芋艿。
「なんとも、不思議な事もあるものだ」うなではその里いもを持って、天皇のもとへ帰りました。
“这真是太不可思议了。”项出拿着那芋艿,回到了天皇身边。
天皇は、その話しを聞くととても喜び、「白い鳥は、幸運を運ぶ」と、言ったそうです。
天皇听了之后非常高兴,还说:“白鸟,是会带来好运的。”
そしてその時から、あの中臣村では立派な里いもがとれるようになったそうです。
听说自那之后,那个中臣村总是产很多芋艿。
(责任编辑:何佩琦)