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むかしむかし、長野のある山のふもとの村から、まばゆい光が立ちのぼりました。 很久很久以前,长野某个山脚下的村庄,升起耀眼的光芒。 そして地響きとともに地面に大きな穴が開き、そこから火柱と黒い煙が吹き出したのです。 而且随着巨响地面开了个大洞,从那里冒出了火柱和黑烟。 火柱と黒い煙は、日ごとにはげしくなっていきました。 火柱和黑烟一天比一天厉害。 火柱の熱さで村の家々は火事になり、困った村人たちは都の朝廷にうったえました。 火柱的热量引起了村庄多户人家的火灾,为此困扰的村民们向朝廷控诉。 それを聞いた天皇が、星の動きなどから物事を占う占い師に原因を占わせると、占い師は、「これは、仏の縁(えにし)によるものです。徳の高い僧なら、火柱をしずめる事が出来るでしょう」と、言ったのです。 天皇听说这件事后,让占卜星象等的占卜师占了原因后,占卜师说:“这是佛引起的。如果是得道高僧的话,就能控制火柱。” そこで天皇は、偉いお坊さんを長野の村に送りました。 于是天皇就把得道高僧送到了长野村。 村に着いたお坊さんがお経をとなえると、黒い煙が紫色の煙に変わって紫色の雲が出来ました。 和尚到了村子后,就开始念经,黑色的烟变成紫烟后出来了紫色的云。 「むかしから紫色の雲は、おめでたい雲だと言われておるが」お坊さんはそう言うと、いっそう声をはりあげてお経をとなえました。 “从古至今就有紫云是吉祥之云一说。”和尚这样说着,就更加大声地念经。 すると紫色の雲の中から、光りかがやく女の仏さまが現れたのです。 然后从紫云中出来了闪闪发光的女菩萨。 女の仏さまは、お坊さんにこう告げました。「われは、世をすくう観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)です。われの像をつくって、この地にまつりなさい。さすれば、よい事が起こるであろう」 女菩萨对和尚这样说道:“我是救世观世音菩萨。做好我的像供奉在这里,就会有好事发生。” 観世音菩薩は言い終わると、紫色の雲とともに天にのぼっていきました。 观世音菩萨说完之后驾着紫云飞到天上去了。 「では、さっそく観世音菩薩さまをつくろうか」お坊さんは観世音菩薩像を彫り上げると、その像をお堂にまつりました。 “那么,赶紧做观世音菩萨的佛像吧。”和尚雕刻了观世音菩萨像之后供奉在了佛堂里。 すると穴から吹き出していた火柱と煙がだんだん弱くなって、今度は黒くてあたたかいお湯がわき出してきたのです。 然后从洞里冒出来的火柱和烟逐渐减弱了,冒出黑黑的温水。 このあたたかい湯が、のちに病気治療によく効く別所温泉になったと言われています。 据说这温水不久之后就成为了能治疗疾病的别所温泉。 |
日本民间故事:供奉佛像 化险为夷(日汉对照)
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