幸福になるためには「幸福を感じられる心」が大切です。どんな幸福(の対象)をもっていても/手に入れても、どんな幸福に出会っても、幸福を感じられなければ、幸福にはなれませんから。幸福を感じられる心の一つめは、「幸福に気づける心」です。いろんな幸福に気づけたほうが、それだけ幸福を感じられるでしょう。そのためには、「幸福はたくさんある」と思えることが大切です。「○○が手に入らないと幸福になれない」のような、一つの幸福にとらわれた考えでは、他の幸福には気づきにくいでしょう。また、いろんな幸福に気づけるためには、心の余裕が必要ではないかと思います。幸福を感じられる心の二つめは、「幸福を素直に感じる心」です。幸福に気づいた時には、余計なことを考えずに、素直に幸福を感じられることが大切です。幸福を感じられる心の三つめは、「幸福を愉しむ心」です。「今の幸福を味わおう/愉しもう」という自発的な心の姿勢が大切だと思います。また、その対象の欠点や問題点を探すのではなく、いい所を探す心の働きが重要だと思います。幸福を感じられる心とは、難しいことをするのではなく、「いいなぁ」「よかった」「幸福だなぁ」などと思える、単純なことなのだと思います。幸福を感じられる心をもつということは、子どもの時の素直な心を取り戻すということなのかもしれません。