ランチ後の昼下がりというのは、どうしても眠気に誘われる。そんな時はカフェインが一番!…と、コーヒーをがぶがぶ飲みながら午後の仕事に勤しむ人は多いだろう。筆者のような文筆業者も、徹夜で原稿書きに追われる時など、やはりコーヒーは欠かせないお供だ。
午饭后的过晌时间特别容易困倦,这时肯定会有很多人依赖于咖啡因,边大口喝着咖啡边进行下午的工作吧。笔者这样的文字从业者也是,不得不彻夜赶稿的,咖啡总是最好的伴侣。
けれど実際のところ、睡魔とのし烈な戦いにおいて、コーヒーはどこまで効果的なのだろう?日本ホリスティックセラピストアカデミー校長の加藤雅俊先生に聞いてみた。
但是,和睡魔的激烈斗争中,咖啡实际上有多大效果呢?对此,我们采访了日本holistic医疗师研究院校长加藤雅俊老师。
「眠気を覚まそうと思ったら、コーヒー1杯のカフェイン量ではとても足りません。そのくらいの量では、むしろリラックスしてしまい、逆効果にもなりかねないですね。コーヒーが眠気覚ましに効くという俗説は、私たち日本人がまだコーヒーを飲み慣れず、カフェインに対する免疫があまりなかった時代に生まれたものでしょう」
“感觉困的话,1杯咖啡所含咖啡因的量是远远不够的。这种程度的量反而让人放松,有反效果。咖啡可以提神的说法产生于我们日本人还不习惯咖啡,对咖啡因有免疫力的时代。”
もちろんカフェインへの耐性には個人差があるが、加藤先生によれば、コーヒーで眠気を覚ますには、濃いエスプレッソを最低4杯は飲まなければ、あまり効果は見込めないという。
当然,对于咖啡因的耐性因人而异,据加藤老师讲,如果想用咖啡赶走睡意,至少4杯浓咖啡才会有效果。
「ただし、日頃あまりカフェインを摂っていない人や、小さなお子さんなどは、少量のカフェインでも過剰に反応してしまうことがあるので要注意です。それに、カフェインは胃を刺激しますから、空腹時に飲み過ぎるのもよくないですね。覚醒効果を狙うのであれば、コーヒーよりもカカオをたっぷり含んだココアの方がいいでしょう」
“不过,需要注意的是,平时不怎么摄取咖啡因的人及小孩子的话,少量的咖啡因就有可能引起过剩反应。而且,咖啡因刺激胃,所以空腹喝太多咖啡不好。如果追求提神效果,富含可可因的可可更为有效。”
ココアの原料であるカカオには、興奮作用を持つテオブロミンという成分が含まれている。カフェインと違って利尿作用の弱いテオブロミンなら、たびたびトイレに立って集中を削ぐこともないと加藤先生は解説する。つまり、徹夜で仕事や勉強をする際などは、コーヒーよりもココアの方が向いているわけだ。
加藤老师指出,可可的原料可可豆中含有兴奋作用的可可碱成分,和咖啡因不同,可可碱利尿作用较弱,免于老跑厕所降低集中力。总之,通宵工作或学习时,可可比咖啡更合适用来提神。
「しかし、食後にコーヒーを飲むのは、健康にいい習慣ですよ。コーヒーの苦味のもとであるタンニンやカテキンは、中性脂肪の上昇を抑える働きがありますから」 コーヒーは眠気覚ましよりも、仕事や勉強に疲れた際のリラックスタイムに味わうのが正解かもしれない。
“但是,饭后喝咖啡是个有益于健康的好习惯,其苦味之源单宁和儿茶素有抑制中性脂肪上升的作用。” 比起提神,咖啡的作用可能更在于工作学习疲劳时用来放松。