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日本民间故事阅读:笨蛋小偷

むかしむかし、あるところに、貧乏なおじいさんとおばあさんが住んでいました。


很久很久以前,有个地方住着贫穷的老爷爷和老奶奶。


明日は正月ですが、貧乏(びんぼう)なので何の用意も出来ていません。


明天就是正月了,可是因为太穷了,所以什么都准备不了。


「仕方がない。正月は寝て暮らすか」


“没办法。正月只有睡过去了啊。”


二人がふとんに寝ていると、夜中にドロボウがしのびこんできました。


两人在被窝里睡得正香时,晚上有个小偷悄悄地潜了进来。


ですがひどい貧乏なので、家のどこを探しても金になるようなものは何一つありません。


但是因为太穷了,所以搜遍整个家也没有什么值钱的东西。


そこでドロボウがあきらめて帰ろうとすると、おじいさんが言いました。「ばあさんや、さっきからドロボウが来ているようだが、どうするね?」


正在小偷打算放弃回去时,老爷爷说话了:“老太婆啊,刚才好像有小偷进来了。怎么办?”


すると、おばあさんが言いました。「なあに、かまうもんですか。取る物なんて、何もありゃしませんよ。こんな家にしのびこむなんて、よっぽどまぬけなドロボウですね」


老奶奶听了后说道:“什么,这有什么关系啊。要偷什么的话,什么都没有啊。潜进这样的人家,可真是个笨蛋小偷啊。”


「そうだな、本当にまぬけなドロボウだ。あはははは」


“是啊,还真是个笨蛋小偷啊。啊哈哈”


それを聞いたドロボウは、二人の寝ている枕もとへいくと枕をけとばして怒鳴りました。「やいやい!さっきから『まぬけ、まぬけ』と、人をバカにするのもいいかげんにしろ! 取る物もないような家に住んでいる、お前たちの方こそはじを知れ!」


小偷听到后就来到两人睡着的枕头边,踢掉枕头怒道:“喂喂!从刚才开始就一直在说‘笨蛋,笨蛋’,瞧不起人也该适可而止啊!住在没有东西可偷的家里,你们才丢人呢!”


すると、おばあさんが言いました。「それは、すまんことです。でも、その何もない家にしのびこむなんて、お前さんは、わたしらよりも貧乏なんですね」


这时,老奶奶说道:“那可真是对不住啊。不过,潜进什么都没有的家里,你不是比我们更穷嘛。”


「あっ 」確かにその通りだと思い、恥ずかしくなったドロボウはあわてて逃げていったという事です。


“啊 ”正如所说的那样,小偷觉得丢了脸,急急忙忙得逃走了。


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