むかしむかしあるところに、とても気の小さいお百姓さんがいました。
很久很久以前,在某个地方,有个很小气的农民。
そのお百姓さんが畑をたがやしていると、なんと、お金がぎっしりつまったつぼが出てきたのです。
那个农民在耕地时发现了一个装了满满的金币的罐子。
「これは、いい物を見つけたぞ」お百姓さんは、大よろこびで家に持ってかえりました。
“这可真是发现宝贝了。”农民欣喜若狂,就拿着回家了。
でも、どろぼうに見つかったら大変です。
可是,这要是被小偷看到的话就不好了。
「さて、どこへかくそうか」お百姓さんは、かくし場所をさがしてみましたが、小さな家なので、うまい隠し場所がありません。
“那么,藏在哪里好呢?”农民拼命找能藏的地方,可是在小小的房子里,没什么隐蔽的地方。
「そうだ。もとの場所へうめておくのが一番だ。これまでだれにも見つからなかったんだから、これからも見つからないだろう」お百姓さんはつぼをかかえて畑に行くと、もとの場所にうめました。
“对了,把它埋到原来的地方才是最好的啊。之前都没被发现过,所以以后应该也不会让人发现的吧!”农民就抱着罐子去了田里,然后埋在了原来的地方。
「よし、これで大丈夫。ああでも、ここをほり返されたらどうしよう?」そこで、つぼの上に、「ここには、宝物がありません。だから掘り返さないでください」と、いう、立てふだを立てました。
“好了,这样一来就没问题了。可是要是被挖出来了怎么办?”于是就在罐子的上面竖了块告示牌,上面写着“这里没有宝贝。所以请不要挖”。
「これで大丈夫。」お百姓さんは、安心して家に帰りました。
“这样一来就没关系了吧。”农民放心地回家了。
さて次の日、お百姓さんが畑へ行ってみると、宝のつぼはぬすまれたあとだったということです。
话说到了第二天早上,农民去地里一看,发现宝物罐子被偷了。