二级模拟试题4
読解・文法
問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・
2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
この三年はどをかけて、東京・新宿のデパートで販売員の社員研究をしました。社員教育といっても、販売員の場合は、研究室にひきこもって勉強や練習をしているだけでは意味がありません。現場、すなわち売り場に立って、お客様とのやりとりを重ねる中で、実地に研究していかねばなりません。
その中で気遣い他のが、販売員のお客様との距離の問題です、あるネクタイ売り場に、40代ぐらいの男性が一人、すたすたとまっすぐな一直線の動線絵を描いては入ってきました。歩き方のスピードは、街中よりはおそいものの、デパート内買物の場面としては速い方です。視線①がショーケースの上に取り出して陳列(ちんれつ)してあった数本のネクタイのうち、真中当たりのものに止まりました。その瞬間、ぐっと近寄った販売員が間髪(かんはつ)〔注①〕を入れずに、「いらっしゃいませ、いかがですか。そちら、今年流行の柄(がら)です」。
( ② ) 、この男性客は、まるで販売員の言葉を無視するかのように、何と逆の方向へ歩 き出してしまった③のです。もちろんネクタイは( ④ )、です。
これが客を追い払ういわゆる「客追い動作」と呼ばれるものです。
販売員がせっかくのチャンスを逃してしまった主な原因は何だったのでしょうか?
その答えが、「販売員の対人距離のパフォーマンスの失敗」なのです。つまり、失敗の第一の理由は、「距離の接近のいきすぎ」にあります。(中略)私たちはみな、見知らぬ他人に対して、この範囲内までは近寄らないでほしいと言う、最小限の私的空間というものをもって印す。ですから、その範囲をこえて見知らぬ人が侵入してくれる⑤ことに対してことは、「回避(かいひ)〔注②〕」の衝動(しょうどう)〔注③〕が発生するわけです。これにはもちろん、その 人の属する文化による違いがあり、さらに個人差もあって、かなり複雑です⑥。
欧米での調査結果では約3メートルにまで及ぶこの距離が私が1985年から取り続け ている日本人対称の実験データでは、1.2めーとるぐらい。これはつまり、平均的な大人ならば、お互いに少し手を伸ばすと、相手触れることが可能な距離です.だからこそ、そこまで他人に出しぬけ〔注④〕に近寄られると、お客様はにお下手しまうわけです。
もちろん、数回会ってすでに顔見知りになッ手いる中と、友人、恋人はこの限りにあらず、
です。
〔注①〕間髪を入れずに:少し間もなく(すぐに)
〔注②〕回避:危険や混乱をさけようとすること
〔注③〕衝動:はげしい心動き。何かをしたいと思う急な感情
〔注④〕だしぬけに:急に。とつぜん
問1 ① 「視線」というのは、だれの視線か。
1 筆者 2 40代ぐらいの男性客
3 販売員 4 デパートにきている多くの客
問2 ( ② ) 荷は入る適当な言葉はどれか。
1 すると 2 とこるで 3 つまり 4 そして
問3 ③ 「 この男性客は、まるで販売員の言葉を無視するかのように、何と逆の方向へ歩 き出してしまった」とあるが、この人がとった行動は文中に説明によると何か。
1 客追い動作 2 対人距離のパフォーマンス
3 最小限の私的空間 4 回避 (かいひ)
問4 ( ④ ) には入る適当な言葉はどれか。
1 買って 2 買わずに 3 買いたくて 4 買えないで
問5 ⑤ 「見知らぬ人が侵入してくる」とあるが、文中のほかの言葉で表すとどいうことか。
1 他人に出しぬけに近寄られること
2 販売員は客に近づくこと
3 「客追い動作」 をしてしまうと
4 販売員と客のやりとりの問題
問6 ⑥ 「かなり複雑です」とあるが、何が複雑なのか。
1 その人の属する文化
2 客追い動作
3 最小限の私的空間の範囲
4 販売員の対人距離
問7 ⑦ 「この距離」とは、どんな距離か。
1 手を伸ばすと、相手に触れる距離
2 販売員と客の距離
3 私的空間の距離
4 友人、恋人の距離
問8 筆者は一番いたいことは、どんなことか。
1 だれでもみんな、人との距離に研修を受けたほうがいい。
2 デパートでは、社員研修をもっとして、客と販売員の距離の勉強をするべきだ。
3 販売員と客の例のように他人に接する時は相手との距離に注意しなければならない。
4 人との距離とても大切だが、個人差などがあり、かなり複雑なので距離についてはなんともいえない。
問題Ⅱ
朗らかにふる待っている自分の外づら〔注①〕と違って、内づら〔注②〕では死 ということを常に考えている証拠に、死についてに夢をよく見ます。このごろはどうしてだか新幹線に乗る夢をよく見ます。私は死という駅へ行く新幹線の切符を買っているんですが、この切符をもって改札口を通ったら、もうこっち①へは戻れません、と書いた立て札があるのに、うっかり改札口を通ってしまって、あっ、この汽車であっち②へいっちゃうのかと思うん ですね。その時の気持ちは何ともいえませんよ。
(遠藤周作『死について考える』光文社文庫による)
[問い]
① 「こっち」、②「あっち」とあるが、文中では何を意味しているか。
1 ① おきている世界 ② 夢の世界
2 ① 改札口の外 ② 改札口の中
3 ① 生きている世界 ② 死の世界
4 ① 夢の世界 ② 死の世界
問題Ⅲ 次の文の____にはどんなに言葉を入れたらよいか。
1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい
① このかばんは重くて____持てない。
1 持っても 2 持つには 3 持ったら 4 持とうにも
② もうお酒は_______と思っても、さそわれるとつい飲みにいってしまう
1 飲めない 2 飲まない 3 飲むまい 4 飲ませない
③ あの人は何か_____かけてやめてしまった。
1 言って 2 言い 3 言う 4 言った
④ どんなことでもやってみる_____が大切だ。
1 こと 2 もの 3 べき 4 だけ
⑤ そのしつもんには、ちょっと____。
1答えます 2答えません 3答えかねます 4答えられます
⑥ 実際に_____ことには、おいしいかどうか分らない。
1 食べてみない 2 食べてみる 3 食べる 4 食べてみた
⑦ いくといった____、絶対に行く。
1 はずか 2 からには 3 ことで 4 ばかりに
問題Ⅰ
問1.2 問2.1 問3.4 問4.2 問5.1
問6.3 問7.3 問8.3
問題Ⅱ 問い.3
問題Ⅲ
① 4 ② 3 ③ 2 ④ 1 ⑤ 3 ⑥ 1 ⑦ 2