ま行
まえおき(前置き)
・ 前置きは抜きにして、すぐに本題に入ろう。「開場白」
まえもって(前もって)
・ 前もって地図で調べておいたので、道に迷わないですんだ。「事先、預先」
まかなう(賄う)
・ 生活は夫の給料で賄っている。「維持、提供」
まぎらわしい(紛らわしい)
・ 最近は似たような名前の会社が多いので、紛らわしい。「容易混淆、不易分辨」
まぎれる(紛れる)
・ たいくつな時、音楽を聞いていると、気が紛れる。「解悶、排遣」
まごつく(間誤付く)
・ 初めてのところなので、何がどこにあるのかわからず、まごついた。「茫然不知所措」
まことに(誠に)
・ わざわざお見舞いにきていただき、まことにありがとうございました。「實在、非常」
まさしく(正しく)
・ 食器といってもここまで美しく仕上げてあると、これはまさしく芸術だ。「的確、沒錯」
~まし
・ ランチにコーヒーをつけると、100円増しになります。「增加、增多」
・ こんなものなら、ないほうがましだ。「比~好些」
まじえる(交える)
・ 講師は冗談を交えて面白く話したので、難しい講義も退屈しなかった。「夾雜、參雜」
・ 言葉を交える。「交換」
まして(況して)
・ 健康な人でさえ、この暑さはこたえる。まして病人は、なおさらだ。「何況、況且」
マスコミ(マスコミュニケーション)
・ その小説は、テレビや雑誌などのマスコミに取り上げられ、売れ行きが伸びた。「宣傳媒介」
またがる「跨る」
・ 登山ルートは、富山県と長野県にまたがっている。「橫跨」
まちどおしい(待ち遠しい)
・ 7月になると、夏休みが待ち遠しい。「盼望、急切等待」
まちのぞむ(待ち望む)
・ 待ち望んでいた友人との再会が、やっと実現した。「期待、殷切希望」
まちまち(区々)
・ 学生の国籍はまちまちで、中国人もいればアメリカ人もいる。「形形色色」
まぬがれる(免れる)
・ 彼だけホテルのフロントに貴重品を預けておいたので、盗難の被害を免れた。「避免、擺脫」
まばたき(瞬き)
・ びっくりして、まばたきもせずに相手の顔を見つめた。「眨眼」
まひ(麻痺)
・ 脳の血管が詰まり、手足がまひして動かない。「麻痺」
・ 地震で交通機関がまひする。「癱瘓」
まるごと(丸ごと)
・ リンゴを切らないで、丸ごとかじる。「整個、完整」
まるっきり
・ 朝からずっと釣りをしているが、まるっきり釣れない。「全然、根本」
まるまる
・ 赤ん坊は、まるまると太っていた。「蜷曲」
まるめる(丸める)
・ 大きな紙を丸めて筒に入れる。「揉成團」
まんじょう(満場)
・ 提案は満場一致で可決された。「全場」
みあわせる(見合わせる)
・ 台風が近づいているというので、出発を見合わせた。「暫停、推遲」
・ 諸条件を見合わせた上で決める。「比較、對照」
みおとす(見落とす)
・ 数字の間違いを見落とし、会議で指摘されて恥をかいた。「看漏、忽略過去」
みかく(味覚)
・ スイカは、夏の味覚として親しまれている。「味覚」
みぐるしい(見苦しい)
・ 子供の前で、夫婦げんかをするのは見苦しい。「難看、沒面子」
みこみ(見込み)
・ 雨は今日いっぱい降り続く見込みだ。「估計」
・ 将来見込みのある人物。「希望」
みじん(微塵)
・ たまねぎをみじん切りにする。「碎末」
・ もうけるつもりはみじんもない。「一点」
みすぼらしい
・ 服装はみすばらしいが、彼は有名な学者だ。「寒磣、破舊」
みせびらかす
・ 新しい車を買ったので、みんなに見せびらかしている。「賣弄、炫耀」
みたす(満たす)
・ 大きなコップになみなみとビールを満たす。「充滿」
・ 長い間の希望を満たす。「満足」
みだす(乱す)
・ 風が吹いてきて、私の髪を乱した。「弄乱」
みぢか(身近)
・ 身近に知っている人がいないと、何かあった時に不安だ。「身邊、近旁」
みっしゅう(密集)
・ 密集した住宅地のため、火はまたたく間に広がった。「密集、稠密」
みっせつ(密接)
・ 日本とアメリカは、経済的に密接な関係にある。「密切」
みつもり(見積り)
・ 建設会社に、建築費の見積りを出させる。「估價」
みとおし(見通し)
・ 建物は今週中に完成する見通した。「預料、推測」
・ 見通しのきく場所。「瞭望、眺望」
・ おまえの考えていることは何もかもお見通しだ。「看穿」
みなす(見なす)
・ 30分以上の遅刻は欠席とみなす。「看作、認爲」
みなり(身なり)
・ 立派な身なりをしていたので、お金持ちだと思った。「裝束、服飾」
みのうえ(身の上)
・ 彼は、少年時代に両親を失った不幸な身の上を語った。「身世、境遇」
みのがす(見逃す)
・ 子供のいたずらだから、見逃してやろう。「饒恕、寬恕」
・ これは見逃せない映画だ。「錯過看得機會」
・ せっかくのいい機会を見逃した。「放過、放跑」
みのまわり(身の回り)
・ 「火事だ!」という声に、身の回りのものだけ持って逃げた。「身邊衣物」
・ 身の回りの世話をする。「日常生活」
・ 身の回りをきれいにしておく。「應該自己處理的事」
みはからう(見計らう)
・ 帰宅する時間を見計らって、友人を訪ねた。「斟酌、估計」
みはらし(見晴らし)
・ 彼の家は丘の上に建っているので、見晴らしがいい。「眺望、景致」
みぶり(身振り)
・ 外国語が分らなくても、身振り手振りで何とか通じる。「姿態、動作」
みれん(未練)
・ 仕事に未練はあったが、出産を機に会社を辞めることにした。「依戀、戀戀不捨」
みわたす(見渡す)
・ 大火事の被害にあった町は、見渡す限り焼け野原だった。「放眼望去」
むくち(無口)
・ いつも無口なのに、今日はうれしいことがあったのか、よくしゃべる。「沉默寡言」
むしる
・ タラの干物をむしって食べる。「撕、揪、拔」
むだづかい(無駄遣い)
・ 夏は雨が少なく、水不足になるので、水の無駄遣いはやめよう。「浪費」
むちゃ
・ 若い人は、むちゃな運転をして事故を起こしやすい。「胡亂、亂來」
むなしい(空しい)
・ いくら働いても、生活が楽にならないので、空しい。「空虛」
・ むなしく1時間待った。「白白、徒然」
むやみに(無闇に)
・ むやみに山の木を切ると、洪水の原因になる。「過度、過分」
・ むやみに他人を信じてはいけない。「隨便、輕率」
むら(斑)
・ ペンキの塗り方にむらがあって、濃いところと薄いところがある。「不均勻、有斑點」
・ 成績にむらがある。「參差不齊」
むろん(無論)
・ 駅まで遠いと、通勤には無論、買い物にも不便だ。「不用説」
めいちゅう(命中)
・ 弾が命中して、鳥が落ちてきた。「命中」
めいはく(明白)
・ 調査の結果、川の水は予想以上に汚染されていることが明白になった。「明顯」
めいりょう(明瞭)
・ 発音が不明瞭で、何を言っているのかよく聞き取れなかった。「明瞭、明確」
めくる
・ 月が変わったので、カレンダーをめくる。「揭下、翻」
めざましい(目覚しい)
・ 第二次世界大戦後、日本はめざましい発展を遂げた。「驚人、異常顯著」
めつき(目つき)
・ 父は厳しい目つきで、いたずらをした息子をにらんだ。「眼神」
めど(目処)
・ 工事が遅れていて、完成のめどがつかない。「目標」
めもり(目盛り)
・ 太陽が朝から照りつけて、温度計の目盛りが30度を超えた。「刻度」
めんする(面する)
・ その部屋は大通りに面しているので、車の音がうるさい。「面對、面向」
めんぼく(面目)
・ 先生の推薦で会社に入社したのだから、頑張らないと先生の面目が立たない。「臉面」
もうける(設ける)
・ 社内に保育所を設けたので、小さい子を持つ母親が働きやすくなった。「設立」
もうしいれる(申し入れる)
・ 事故が多い交差点に信号をつけるように、警察に申し入れた。「提出意見」
もうしでる(申し出る)
・ 急いている人は申し出てください。「報名、提出」
もうしぶん(申し分)
・ 卒業論文は、申し分ないほどよくできています。「欠缺、缺點」
もがく
・ 小さな子が、プールでおぼれそうになってもがいている。「掙扎」
もくろみ(目論見)
・ 競馬でひともうけしようというもくろみがはずれて、大損をした。「計劃、策劃、企圖」
もしくは(若しくは)
・ 解答用紙には、鉛筆もしくはシャープペンシルで記入すること。「或者」
もたらす(齎す)
・ 投手力の充実が、このチームに優勝をもたらした。「帶來、造成」
もちきり(持ち切り)
・ 町は、昨夜UFOが空に浮かんでいたという噂で持ち切りだ。「始終談論一件事、淨談」
もっか(目下)
・ その件については、もっか検討中なのでもう少しお待ちください。「當前、目前」
もっぱら(専ら)
・ 最近は忙しいので、もっぱら外食だ。「主要、淨」
もてなす(持て成す)
・ 外国からのお客様を、日本料理でもてなした。「款待、招待」
ものずき(物好き)
・ お金にもならない研究を、一生懸命やるなんて物好きな人だ。「好事」
ものたりない(物足りない)
・ 一泊だけではものたりない気がして、もう一日泊まることにした。「不能令人十分滿意」
もはや(最早)
・ 病気は、もはや治療できないほど進行していた。「(事到如今)已經」
もめる(揉める)
・ もうけたお金の配分をめぐって、仲間同士でもめた。「發生爭執、起糾紛」
もよおす(催す)
・ 運転中眠気を催したので、車を止めてしばらく眠った。「感覺要、有...征兆」
・ このホールでは2000人の宴会を催すことができる。「舉辦」
もらす(漏らす)
・ 秘密を漏らさないように注意する。「洩漏」
もろい(脆い)
・ 雨で地盤がもろくなっているので、崖崩れに注意が必要だ。「易壞、脆弱」
もろに
・ 小船が大波をもろに受けて、沈んでしまった。「迎面、迎頭」