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知床半岛的冬天
真正的严冬已经来临。冰雪将生活在半岛上的人们严严实实的冻住,寸步难行。值班所、村庄、港口,全部冻结,完全变成了一个陆上的孤岛。仅在夏天才能在乌特洛与罗臼港之间勉强开通的巴士,也随着大雪的来临而停驶了。连号称为半岛上最繁华的村落——罗臼也尚且如此,靠近突出部分的连路都没有的彦市老人的值班所那儿更是连山带海全都冻得结结实实,不到明年初夏的太阳重新允许出航,真是一筹莫展。
户川 幸夫 《鄂霍次克海的老人》
作者介绍:
户川 幸夫(1912~ )动物作家。出生于佐贺县。山形县高中中退。出生后不久即为若松市实业家的养子。大正12年全家迁居东京。当过东京日日新闻的记者,昭和30年开始笔墨生涯。以《高安犬屋语》获直木奖。他开拓了动物文学的新型小说领域,并为收集素材而去世界各地旅行。重要作品还有:《户川幸夫动物文学全集》(全15卷,讲谈社出版)。
原文:
知床半島の冬
冬は本格的にやって来たのだ。雪と氷は知床半島に生活する人々を箱詰めにし、一歩も歩けないように釘付けにする。番屋も部落も、港も、凡てを氷結させてまったくの陸の孤島と化すのだ。ウトロ港と羅臼港へ夏場の間だけ辛うじて通っているバスも雪の訪れと共に途絶えてしまう。半島一の繁華な部落といわれる羅臼でさえそうなのだ。突端に近く、歩こうにも径もない彦市老人の番屋などは海も山もびっしりと氷結してしまって、初夏の太陽が再び船の運航を許してくれるまではどうしようもないのだ。
戸川 幸夫 「オホーツクの老人」
作者紹介:
戸川 幸夫(1912~ )動物作家。佐賀県生まれ。山形高等学校理科を中退。生後まもなく若松市の実業家の養子となる。大正12年一家で上京。東京日日新聞記者を経て、昭和30年執筆活動に入る。「高安犬物語」で直木賞受賞。動物文学という新しい小説の分野を開拓し、小説を書くために世界各地を旅行する。主な作品に「戸川幸夫動物文学全集」(全15巻、講談社)がある。