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初雪
初雪来装点山岭了。
初雪来访的形式也是多种多样。有时是在几次郑重地预告之后,小心翼翼地在夜里悄悄地落下、随即停止。其中有些情况下甚至是在人所不知的时候落下、积起又融化得无影无踪的。而有时却又是粗暴狂野,骤然袭来。并且降雪量很大,在我们呆呆地傻看之时,它已给山岭换好了冬装。鸟儿们东撞一头西撞一头,慌慌张张地从山上翻飞而下。仔细看看那些岩石嶙峋的山峰,也颇有些对这无法无天的雪,横眉怒目者。
我双手捧起这刚刚降临的冬天的礼物,不由地觉得如果分量足够的话,真想从头到脚多泼它几次。这是我突然想到的一种迎接冬天的礼仪。
串田 孙一 《山中四季》
作者介绍:
串田 孙一(1915~ )诗人、哲学家、随笔作家。东京出生。东大哲学科毕业。战前与福永武彦等人出版了诗歌杂志《冬夏》,不久就成为《历程》的同人,之后又出版了诗歌杂志《阿而比雷欧》。他的著作涉及广泛,形成了一种独特的诗意随笔文体。主要著作有:《博物志》、《串田孙一随笔》、《串田孙一著作集》等。
原文:
初雪
山を新しい雪が飾りに来た。初雪はいろいろな訪れ方をした。何度も丁寧過ぎる予告の後に、遠慮勝ちに夜こっそりと降って止むこともあった。それは時には、人の知らないうちに降って積もって消えてしまうことさえあるらしかった。またある時には、余り無作法過ぎるような、襲うような訪れもあった。
そして大量で、呆然と見ている間に山を冬の物に変えた。逃げ惑うように鳥が山を舞い下り、よく見ると、岩峰の中には明らかに無法の雪に怒りを見せているものもあった。新しく巡って来た確かな冬のこの土産物を手に掬い上げて、若しそれだけの量があるならば幾度も頭からかぶりたい気がした。
それは、突然に思いついた冬を迎える一種の儀式であった。
串田 孫一 「山を訪れる四季」
作者紹介:
串田 孫一(1915~ )詩人、哲学家、随筆家。東京生まれ。東大哲学科を卒業。戦前に福永武彦らと詩誌「冬夏」を出し、のちに「歴程」同人となり、次いで詩誌「アルビレオ」を出した。広いジャンルに渡って著作をし、一種独特の詩的エッセイも文章のスタイルを形作っている。主な著作に「博物誌」、「串田孫一の随筆」、「串田孫一著作集」などがある。