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春暖迟迟
生活在忙忙碌碌的大都市之中,会使人们对季节的感觉变得迟钝。恐怕要到在冬天里觉得稍稍有点单薄的大衣不再使人留意,甚至于厚厚的外套一下子重起来了才会有所察觉。这时,用心地审视四周,才发现今天已确非昨日之冬季了。阳光的颜色也起了细微的变化。
连空地的废弃物上也淡淡地,却毋庸置疑地闪耀着春天的光辉。铁皮屋顶或高楼大厦的玻璃所反射出来的阳关的颜色,也让人觉得与前些天不一样了。在严寒几度复辟,春暖迟迟之际,大自然那丝毫不为此种伎俩所蒙骗的坚定的脚步,令人惟有惊叹而已。“花枝欲动春风寒”(王维),虽然余寒还将延续,但冬季已呈露老态,在逐渐给年幼的春天闪开道路了。
深代 惇郎 《天声人语》
作者介绍:
深代 惇郎(1929~1975)出生于东京。1953年3月东京法大学部毕业。同年4月入朝日新闻社。历任横滨支局职员、东京本部社会部成员、伦敦、纽约特派员、东京本部社会部次长等职,1969年为评论委员(负责教育问题)、1971年任欧洲总局长、1973年任评论委员、同年2月起直到1975年11月1日入院为止执笔《天声人语》。1975年12月17日,因急性骨髓性白血病逝世。
原文:
春暖遅遅
都会では忙しそうに暮らしていると、季節の感覚がにぶくなる。少々薄手すぎるかと思った冬のコートが気にならなくなったり、厚手のオーバーが急に重たく感じる日があったときに、ふと気づく程度であろう。が、注意深くあたりを見回すと、たしかに、今日が昨日の冬ならずだ。日の色に微妙な変化がある。
空き地のガラクタにも、春は淡く、だが間違いなく輝いている。トタン屋根や高層ビルのガラスにも、それを反射する日の色は、先日までの光とは違っているような感じられる。厳しい寒さが何度もぶり返し、春暖遅遅とした中で、その詐術に少しもだまされない自然の歩みは、驚異というほかない。「花枝動かんと欲して春風寒し」(王維)といった余寒はまだまだ続くだろうが、冬は次第に老いを見せ、幼い春に少しずつ路をあけている。
深代 惇郎 「天声人語」
作者紹介:
深代 惇郎(1929~1975)、東京の生まれ。1953年3月東京法大学部卒業。同年4月朝日新聞入社。横浜支局員、東京本社社会部員、ロンドン、ニューヨーク各特派員、東京本社社会部次長などを経て、1969年論説委員(教育問題担当)、1971年ヨーロッパ総局長、1973年1月論説委員、同年2月から1975年11月1日入院するまで「天声人語」を執筆した。1975年12月17日、急性骨髄性白血病のため死去。