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贯通会员翻译作品《黄昏》

作者:华南虎  来源:贯通论坛   更新:2005-5-14 17:04:00  点击:  切换到繁體中文

 

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黄昏

不知何时,黄昏悄悄临近。

天空中那清澈的水灰色已渐次呈现出阴翳,如早春傍晚似的寒气静悄悄地迎面而来。太阳收敛起耀眼的光辉,悬挂在岛岛谷左边的山梁上。

远方,巍峨耸立的阿尔卑斯山脉那道道山冈已模糊了它的立体感,失去了平时的那种严峻,其表情开始变得平面化、梦幻化了。

不久,那群山就将连成了浓紫色的一长列,在余辉和晚霞的映照中若剪影般地浮现出来了吧。

刚才那少女的面容已经消失得无言无踪了。在这满目安详和谐的景色中,在这吞没了所有的起伏、聚散的天地的寂静之中,我仿佛听到了山神在呼唤我灵魂的声音。

北 杜夫 《幽霊》

作者介绍:

   北 杜夫(1927~ )小说家,本名斋藤宗吉。东京出生。和歌诗人斋藤茂吉的次男。东北大学医学部毕业。医学博士。从小学五年级起热中于昆虫采集,有志成为一名昆虫学家。在战败后的混乱时期转向了文学,并于昭和24年开始创作诗歌、小说。后成为《文艺首都》的同人,自费出版了长篇处女作《幽灵》。昭和35年,根据当过半年船医的航海体验刊行了《翻车鱼博士航海记》,成为畅销书。描写纳粹统治下的精神病医生的悲剧的《在夜和雾的角落里》获得芥川文学奖。主要作品除如以上所述尚有:《牧神的午后》、《有羽蚁山丘》、《遥远的国家》、《榆氏一家》、《白色柔和的山峰》、《翻车鱼博士中途下车》等。

原文:

黄昏

  いつしか黄昏がちかづいていた。

  空のきよらかなみずいろが次第に陰影(いんえい)をおび、早春(そうしゅん)のたそがれに似た寒気がしずかにつたわってきた。太陽はめくるめく輝きをおさめ、島々谷の左方の稜線にかかっている。

  遠く立ち並ぶアルプスの尾根尾根の立体感はうすらぎ、平面的に夢幻的に、きびしさをけしさった表情にかわりはじめた。

  やがてそのやまやまは濃むらさき色のひとつらなりとなり、余光と夕映(ゆうば)えのなかに、影絵(かげえ)のようにうかびあがってくるのだろう。

  すでにさきほどの少女の面影はすっかり消えうせていた。この一見なごやかな展望、一切の起伏や輻輳(ふくそう)の没しさった天地の静寂のなかに、ぼくは自分のたましいによびかける山霊(さんれい)のこえをきいたようにおもった。

作者紹介

(きた) (もり)()(1927---   )、小説家、本名(さい)(とう)(そう)(きち)。東京にうまれた。歌人斎藤茂吉(さいとうもきち)の次男である。東北大学医学部卒業。医学博士。小学五年のころより昆虫採集に熱中し、昆虫学者をこころざした。敗戦期の混乱のなかで文学への志向にめざめ、昭和24年ごろから詩や小説を書き出す。『文芸首都』同人となり、処女長編『幽霊』を自費出版。昭和35年、船医として半年間航海した体験をもとに『どくとるマンボク航海記』を刊行、ベストセラーになる。ナチス支配下の精神科医の悲劇を描いた『夜と雰の隅で』芥川賞を受賞した。おもな作品に、上記のほか、『牧神の午後』、『羽蟻のいる丘』、『遥かな國-遠い國』、『(にれ)家のひとびと』、『白きたおやかな蜂』、『どくとるマンボク途中下車』などがある。

                  


 

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