拝啓 若葉の候となりましたが、ますますご多祥のこととお喜び申しあげます。
このたび、ご子息正男様には、ご長男ご誕生の由承りました。ご尊家の皆様のお喜びのほどさぞかしと拝察いたします。母子ともに健全とのことで、当方もほっと安心している次第です。
なお、別便にて心ばかりのお祝いの品を送りましたので、お受け取りくだされば幸いに存じます。
くれぐれもご養生くださいますようお祈りいたしております。
近々、お祝いに参上する所存ですが、とりあえず書面にてお祝い申しあげます。
敬具
わがことのように喜んでいる様子の伝わる文面に。祝いの品を送った場合は明記しておく。 |