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中日双语阅读:法国童话《穿长靴的猫》

作者:佚名 文章来源:kekejp.com 点击数 更新时间:2020-3-29 20:40:34 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

 


長靴を履いた猫


(ペロー童話)


昔々のことです。


貧(まず)しい粉引(こなひ)きが死んで、三人の息子が残(のこ)されました。


そして、一番上(いちばんうえ)の兄は、水車(すいしゃ)小屋(ごや)を、二番目の兄は、ろばをもらいました。


でも、末の男の子は猫を一匹もらっただけでした。


がっかりする末(すえ)っ子(こ)に猫が言いました。


「きっと、いいことがありますよ。」


「私に、大きな袋(ふくろ)と、丈夫(じょうぶ)な長靴(ながぐつ)をください。」


猫がそう言うので、末っ子は用意(ようい)してやりました。


すると、猫は、野原(のはら)で袋を使って、うまく兎(うさぎ)を捕(つか)まえました。


そして、王様(おうさま)の所に行って、言いました。


「これはカラバ公爵(こうしゃく)様からの贈(おく)り物(もの)です。」


カラバというのは猫が末っ子に勝手(かって)に付(つ)けた名前です。


こうして、猫は王様に何度も贈り物をしました。


ある日、王様と王女(おうじょ)様が川のほとりを馬車(ばしゃ)で通りかかりました。すると、「大変(たいへん)だ。カラバ様が水浴(みずあ)びをしている間に、泥棒(どろぼう)に洋服を盗(ぬす)まれた!」と、猫が騒(さわ)いでいます。


王様は気(き)の毒(どく)に思って、立派(りっぱ)な洋服を末っ子に贈(おく)りました。もともと姿(すがた)のいい末っ子です。


立派な洋服を着ると、ことさらいい男に見えました。


王女様はうっとりと末っ子を見つめていました。


王様は末っ子を馬車(ばしゃ)に乗せました。すると、猫は馬車の先を走っていきました。


そして、草を刈(か)っている人たちをこう言って脅しました。


「王様が来たら、ここはカラバ様の土地(とち)だと言え。そう言わないと八(や)つざきにするぞ。」


驚いた人たちは王様が尋(たず)ねると、猫の言うとおりに答えました。


「すごく広(ひろ)い土地だねえ。」王様は感心(かんしん)しました。


猫はまた先を急(いそ)ぎました。


今度は麦(むぎ)を取り入れている人たちがいました。。


そこで、さっきと同じように「この麦はカラバ様のものだと言え!」と脅しました。王様が来ると、みな、猫に言われたように答えました。


猫に殺(ころ)されてはたまりませんからね。「すごいものだ。」


王様は溜息(ためいき)をつきました。


やがて猫は人食(く)い鬼(おに)の城に着きました。大きな城です。


猫は鬼に言いました。


「あなたはライオンに化(ば)けられるって、本当(ほんとう)ですか?」


「もちろんさ。」


鬼はそう言うと、いきなり大きなライオンに化けました。


「ガオーッ!」


ライオンの吼(ほ)え声(ごえ)に、猫は震(ふる)え上(あ)がってしまいました。


「でも、鼠は無理(むり)でしょう?」


猫が言うと、鬼はさっとねずみに化けました。


そこで猫は、鬼に飛びついて、パクリと食べてしまいました。


王様の馬車が近(ちか)づくと、猫は城の外に出ました。


「カラバ公爵様のお城に、ようこそ!」


「すばらしい城ではないか。」


王様は喜んで城の中に入りました。


広間(ひろま)のテーブルには、たくさんのご馳走(ちそう)が並(なら)んでいました。


これは人食(ひとく)い鬼が自分のお客さんのために用意(ようい)して置(お)いたものでした。


ご馳走をお腹(なか)いっぱい食べた後、王様が言いました。


「カラバ公爵、王女(おうじょ)と結婚してくれないか。王女もあなたを好きなようだ。」


末っ子は喜んで、この申(もう)し出(で)を受けました。


二人は、その日のうちに結婚式(けっこんしき)をあげました。


そして、猫は貴族(きぞく)に取(と)り立(た)てられたということです。




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