▼さんずいではなく、にすいの凉だが意味は同じだ。旧姓は谷川さんだそうで、「何より夏向きの名前です」。高齢とおぼしき男性は「たたずまいやセンスの涼しい人に憧れる」と書いていた。達筆の文面に、唐突だが向田邦子さんのエッセーが脳裏に浮かんだ
▼凉字是两点水,不是三点水,不过意思都一样。旧姓中有姓谷川的,只是一个“特别适合夏季的名字”。一位看上去像是上了岁数的男性在信中说,“憧憬哪些生活方式以及感觉很凉爽的人”。面对其文笔优美的来信,突然间脑海里浮现出了向田邦子女士的随笔。
▼その涼やかな一節。「水羊羹(みずようかん)の命は切口と角(かど)であります。宮本武蔵か眠狂四郎が、スパっと水を切ったらこうもなろうかというような鋭い切口と、それこそ手の切れそうなとがった角がなくては、水羊羹といえないのです」。見事なセンス、水羊羹を買いに走りたくなる
▼这是一段尽显凉爽的文章,“栗子羹的生命在于其切口和边角,就像是剑客宫本武藏或是眠狂四郎那样的手法,一下子将水控尽了就能看到极为锐利的切口,还有几乎能将手拉开似的边角,如果做不到这两点,那就根本谈不上栗子羹”。多么厉害的感觉啊,真想立刻去买栗子羹。
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