高橋:さあ、もうおなかがすいたでしょう。どうぞ食べてください。
李 :ああ、おいしそうですね。これは肉じゃがですか。
高橋:ええ、日本の人にとても人気がありますよ。今日は何もありませんがⅳ郡丹笫长伽皮坤丹ぁ?
李 :はい、じゃ、遠慮なくいただきます。
高橋:どうぞ。
李 :ほんとうにおいしいですね。どうやって作るんですか。
高橋:それほど難しくありませんよ。肉とじゃがいもを油でいためてから煮ればいいのです。
李 :そうですか。作りやすいですね。
高橋:ええ、でも、水じゃなくて、だしで煮るんです。
李 :え?だし?それがおいしく作るこつですか。
高橋:あ、それから、お砂糖は入れすぎてはいけません。入れすぎると、じゃがいもの味がまずくなります。これがこつです。
李 :なるほど。どころで、高橋さんは中国へ来てからもう半年たちましたね。
高橋:ええ、時のたつのは速いですね。
李 :高橋さんは中国へ来る前に中国のことを知っていましたか。
高橋:ええ、中国を紹介する本をいろいろ読みましたから、中国のことは少し知っていました。
李 :高橋さんはどうして中国へ留学しようと思ったんですか。
高橋:中国についてのテレビ番組を見たあとで中国へ留学しようと思いました。
李 :こちらの留学生活をどう思いますか。
高橋:とてもいいと思います。
李 :なぜいいと思いますか。
高橋:楽しいからです。もちろん、問題もいろいろあると思いますが……
李 :例えば?
高橋:最近、寮のテレビの映りが悪くて困っているんです。
李 :どうしたんですか。
高橋:電波障害ですよ。最近、となりに十八階建てのマンションが新しく建ったんです。
李 :そうですか。
高橋:それから、まわりの騒音問題もあるし、大気汚染の問題もあるし、留学生にとってあまりいい環境じゃないと思います。
李 :しかし、このあたりは大学も多いし、公園も近いし、みなさんにとって便利でしょう。
高橋:ええ、それはそうですね。でも、市内までの交通はあまり便利じゃないです。
李 :日曜日はどうしていますか。
高橋:日曜日は映画を見たり、中国人の友達を訪ねたりしています。
李 :授業についてはどう思いますか。
高橋:授業時間が日本より長いし、宿題も多いし、とても大変ですね。
李 :冬休みはどうして帰らないんですか。
高橋:実は冬休みに、親しい中国人の友達が結婚するんです。
李 :そうですか。それはおめでたいですね。
高橋:中国の結婚式のやり方は日本とずいぶん違うでしょうね。友達に何かプレゼントしたいんですが、どんなものがいいでしょうか。
李 :そうですね。何か新しい生活に役に立つものがいいでしょう。
高橋:そのとおりですね。中国では、結婚する人に普通何をプレゼントしますか。
李 :普通コーヒーセットや電気スタンド、花瓶、ポットなどをプレゼントします。去年、兄が結婚した時、友達から花瓶をもらいました。
高橋:花瓶がいいですね。その人は花が大好きですから。
李 :じゃあ、花瓶をもらうと、きっとよろこぶでしょう。高橋さんは友達の結婚披露宴に出席するんですか。
高橋:ええ、行かないと失礼ですから出席したいと思っています。
李 :中国人の結婚式を見たことがありますか。
高橋:いいえ、中国人の結婚式はまだ見たことがないんです。
李 :では、中国人の結婚式を初めて見るんですね。
高橋:そうなんです。ですからとても楽しみにしています。
李 :どうぞ、ぜひ見てください。
高橋:はい。しかし、友達は私が一人で行くと寂しいだろうと心配して、大学の友人を誘ってもかまわないと言っているんです。それで李さんを誘ってみようかと思っているんですが、いかがでしょうか。
李 :それはどうもありがとう。結婚式はいつですか。
高橋:来週の土曜日です。
李 :その日に用事がなければ行きましょう。会場はどこですか。
高橋:杏花楼です。遠いですか。
李 :ちょっと遠いですね。それに、そろそろ旧正月ですからたくさんの人出バスが込むでしょう。
高橋:でも早目に出かければバスはそれほど込まないでしょう。
李 :そうですね。じゃ、どこで待ち合わせましょうか。
高橋:午後四時半に公園の前でどうですか。
李 :いいですよ。そこで二十一番に乗ってから橋の前で十七番に乗り換えればいいですね、これで失礼します。今日はどうもありがとうございました。
高橋:いいえ、どういたしまして。では、来週の土曜日にまた会いましょう。