Q:「こんにちわ」と「こんにちは」は一体どちらの表記が正しいのでしょうか。意味合いを調べたら「今日は」から来ている挨拶で、多分「こんにちは」の方が合っていそうな気がしますが、「こんにちわ」と書く方もいますよね。長年日本人やってますけど、よくわかりません。
“こんにちわ”和“こんにちは”到底哪个是对的?大概调查了一下,是从“今日は”来的寒暄,感觉上“こんにちは”应该更合适,但是也有写成“こんにちわ”的。当了这么多年的日本人,还是搞不太明白。
A:「こんにちは」が歴史的には正しいです。しかし、助詞の「wa」は「は」と表記する約束になっているだけで、助詞という印象の薄れてしまった挨拶語として「こんにちわ」と書いても、それはむしろ発音的には正しいということになります。それで現在では両方の表記があるのでしょう。「ha」の音は初期の日本語には存在せず、「は」と書いて「pa」と発音していました。次に平安時代に「fa」になり、今では「は」は「ha」なんです。助詞の「wa」を「は」と書く、助詞の「e」を「へ」で書く、これは表記上の約束事です。発音の変遷とは別テーマです。
“こんにちは”在历史上是对的。但是助词“wa”只是定好了写成“は”,作为已经淡泊了助词印象的寒暄语,即使写成“こんにちわ”,至少发音是对的。所以现在有两种写法吧。“ha”这个音在最初的日本是没有的,写成“は”而读成“pa”。然后在平安时代读成“fa”,在现在“は”读成“ha”。助词“wa”写成“は”,助词“e”写成“へ”都是写法上的规定。发音的转变是另外的课题。
A:は、を「wa」と発音していますが、平安時代では「fa」に近い音で「わ」とは区別されていたと何かの本で読んだことがあります。また最近では、「お」と「を」について、前者を「O」、後者を「wo」と発音する人が増えてきているように思います。大きな歴史のながれの中で、日本語も変化していくのだと思います。人口の半分以上の人が「こんにちわ」を使い出すのも時間の問題かもしれません。「片付ける」を「かたす」という人も多くなってきましたし、一般的に通じます。そのうち「違っている」が「違くある」というようになるのかもしれません。
有本书上写着,“は”虽然发音是“wa”,但是在平安时代与“fa”的音比较接近,要和“わ”区别。而且,最近“お”和“を”,前者读“O”,后者读“wo”的人越来越多了。在历史长河中,日语也在不断的变化。半数以上人口都使用“こんにちわ”可能只是时间问题。不用“片付ける”用“かたす”也在增加,一般都能明白。其中,可能“違っている”会变成“違くある”。