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むかしむかし、茶臼山(ちゃうすやま→愛知県東三河)のふもとの村に、日原喜兵衛(ひのはらきへえ)という侍(さむらい)が住んでいました。 很久很久以前,在茶臼山(爱之県东三河)山脚下的一个村子里,住着个武士叫日原喜兵卫。 喜兵衛(きへい)は家の近くの川原で白い子イヌをひろってきて、シロと名付けて家でかっていました。 喜兵卫在家附近的川原捡了只小狗,给它取名叫小白,养在了家里。 シロは子どものいない喜兵衛夫婦にかわいがられて、大きくなっていきました。 小白在没有孩子的喜兵卫夫妇的悉心照料下长大了。 ある日、喜兵衛が侍屋敷に泊まって仕事をしていると、留守を守っている奥さんの夢に白い衣をまとった神々しい若者が現れて言いました。「裏の茶臼山がさけて、このあたりは泥水でうまってしまいます。早くここを、立ち退きなさい。わたしは、あなた方に恩を受けている者です」 有一天,喜兵卫住在武士屋里工作,留在家里的妻子做梦梦到了裹着一身白衣,显得神圣的年轻人,对她说道:“后面的茶臼山要裂开了,这附近会被泥水淹没。快点离开这里。我是接受过你们恩惠的人。” 目を覚ました喜兵衛の奥さんがおかしな夢を見たと思っていると、夫の喜兵衛があわただしく戻ってきました。 喜兵卫的妻子醒后觉得做了个奇怪的梦,这时,丈夫喜兵卫慌慌张张地回来了。 「おい!シロはどうした!?なにかあったのか!?」 “喂!小白怎么了!?发生什么事了!?” 「あら、シロがどうかしましたか?」 “咦,小白发生什么事了吗?” たずねる奥さんに、喜兵衛はこんな事を言ったのです。「昨日の夜、お屋敷の外でイヌがしきりにほえるので、どこのイヌがほえておるのかと思って外へ出てみると、これがなんとシロではないか。シロをお屋敷へ連れてきた事など、一度もないのに。そのシロがわしの服のすそをくわえて、家の方へ引っ張るんじゃ。さては家で何かあったなと、急いで戻ってきたんだが」 对于妻子的询问,喜兵卫说了这样的事:“昨天晚上,听到屋外有狗叫个不停。我想着是哪里的狗,就出去看了一下,那正是小白啊。可是小白从来没有跟到宅院里来过。小白咬着我衣服的袖子,把我往家里拖。所以就急急忙忙赶来看家里发生了什么事。” 喜兵衛の話を聞いて奥さんは、「そう言えば、さっきわたしも」と、夢の話をしました。 妻子听了喜兵卫的话后,说道“这样说来,刚才我也”就把梦里的事情告诉了他。 「白いイヌは神さまの使いと言うが、まさかシロが」次の日、喜兵衛夫婦は村の家々をまわって夢のお告げを伝えました。 “话说白犬是神灵的使者,不会是小白吧。”第二天,喜兵卫夫妇挨家挨户把梦里的消息告诉大家。 ですが誰も、話を信じてくれません。 可是谁都不信他们的话。 仕方なく喜兵衛夫婦だけが、となり村にひなんしました。 没有办法,喜兵卫夫妇只好自己去邻村避难了。 すると次の日、茶臼山が突然くずれたのです。 到了第二天,茶臼山突然裂开了。 川は土砂であふれ、あふれた土砂は喜兵衛の家をはじめ八十五軒もの家々を押しつぶしました。 河里充满了沙土,溢出来的沙土淹没了喜兵卫家附近的八十五户人家。 この事で、四十人もの人が亡くなったそうです。 听说因为这事,导致四十个人死亡。 そしてシロは喜兵衛夫婦に山くずれを知らせた夜に姿を消したまま、二度と現れなかったという事です。 而且小白在告知喜兵卫夫妇山裂的消息的那个夜晚消失了。而且再也没有出现过。 |
日本民间故事阅读:小白爱犬的报恩
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