【用 語】梁
【よみがな】はり
【意 味】
垂直に立つのは柱、横に寝ているのは梁である。柱が垂直に立っているだけだと不安定なので、それをしっかり支えるには、斜めにつっかい棒をあてるか、水平に木を噛ませればいい。梁はそういう役目をしている。
漢字の梁は「向こうへ渡る」意味の(渉)を語源としていて、「リョウ」という音と猟の音が同じところから、魚を捕る「簗」の意味が生まれたそうだ。つっかい棒のことを「ばり」というように、梁もばりも「張り」から来ているようだ。張りは腫れと同じで丸くふくれた状態をいう。とすると、梁はまっすぐの角材ではなく、本来は弓なりに反ったものを言ったのだろう。