特徴
1.述語が最後に来る
2.主題がある
無主語文 …主題はあるが主語が無い文
主語=述語との論理的な関係を示すもの
主題=その文が何について述べているかを示すもの
3.省略がかなり自由に出来る:不特定主語は省略 ex.)(人は)眠ると疲れがとれる
a.名詞句の省略
ex.)(私は)スミスです
b.述語の省略
ex.)あなたは(来る)?
c.助詞の省略
ex.)これ(は)何?
d.文末の省略
ex.)行きたいんだけど(用事があるから行けないわ)
4.無生物主語を嫌う:小説などでは使用
ex.)友人からの手紙が彼を元気にさせた。→◎彼は友人からの手紙で元気になった。
種類
名詞文(コピュラ文)
ex.)今日は「日曜日だ」
イ形容詞文
ex.)日本の夏は蒸し「暑い」
ナ形容詞文
ex.)タイは仏教国として「有名だ」
動詞文
ex.)明日デパートへ「行く」
平叙文
ex.)本を読みます
疑問文
ex.)本を読みますか
命令文
ex.)本を読みなさい
否定文
ex.)本を読みません
現象文: 考え無し・助詞 「が」
ex.)雨「が」降っている
判断文: 考え有り・助詞 「は」
ex.)桜「は」きれいだ
述語文:述語のみ
ex.)あっ、鳥だ
準判断文:主語が 省略
ex.)(私は)やめておきます
倒置指定文(指定文):名詞2という属性をもつものは名詞1
ex.)運転手(名詞2)は僕(名詞1)だ
措定文:名詞1の属性を名詞2が示す
ex.)山田(名詞1)さんは学生(名詞2)です
単文:単一の述語を中心として構成([S])
ex.)兄は医者だ
重文:2つの部分が並列 の関係にある([S]+[S])
ex.)兄は医者で、弟は新聞記者だ
複文:1つの主となる文の中に従属 する文が含まれる([[S]S])
ex.)犬が人を噛んだというニュースを聞いた
XはYがZ構文: 主題「X」について「YがZだ」と説明 する文型
ex.)象は鼻が長い
うなぎ文: 述語を「だ」で代用
ex.)君は何を食べる?→僕はうなぎ「だ」(を食べる)
ある/いる文
存在文:人・動物・物の存在を表す
ex.)机の上に本が「ある 」(物 )/家の前にネコが「 いる」(人・動物 )
所在文:存在文の人・動物・物を主題化
ex.)本は机の上に「ある 」(物 )/ネコは家の前に「いる 」(人・動物 )
節
主節:他の節に含まれないもの
従属節:他の節に含まれるもの
名詞節:節全体が名詞として扱われるもの
修飾節:他の部分を修飾する働きを持つもの
連体修飾節: 名詞を修飾
連用修飾節: 述語(動詞や形容詞)を