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睡脸
信之走进病房时,由美子已经躺在床上睡着了。他喜欢妻子睡着时的模样。妻子纤细的身子裹在毛毯里,几乎让人看不出她身体的肉感。柔和的圆脸一沉到白色的枕头里,平时的那种尖刻急噪、兴奋地喋喋不休时的成人女子的表情就荡然无存了,犹如一个天真无邪的小女孩那么可爱。
圆地 文子 《没有餐桌的家》
作者介绍:
圆地 文子(1905~1986)小说家、剧作家。出生于东京。本名圆地富美。日本女子大学附属高中女校中退。昭和3年在《女人艺术》上发表剧本《春色骚夜》,同年年底在筑地小剧场得以首次上演,她也因此风风光光地开始了剧作家的生涯。昭和5年结婚,战争时期与武田麟太郎等人有接触。但长期因疾病、灾难而郁郁不得志,直到49岁发表了《饥饿的岁月》才作为小说家为人所接受。后因《肉体物语》而获得昭和41年的女流文学奖,标志着她文学成熟期的到来。从昭和42年起着手于《源氏物语》的现代语翻译,尽管病魔缠身但坚持译完了全部10卷。其作品的知性作风和对女性妖娆的描写得到大家的公论。主要作品还有:《失去红色的人》、《游魂》、《没有餐桌的家》等。
原文:
寝顔
信之が病室へ入って行った時、由美子はベッドに寝入っていた。彼は妻の寝顔が好きだった。細い身体が毛布の中で、殆ど肉体のふくらみを感じさせない。軟らかい丸顔が白い枕の中に埋み込んでいると、普段、尖尖しく苛立ったり、陽気に喋っている時の成人した女の表情が消えて、無心な童女のように可愛らしく見える。
円地 文子 「食卓のない家」
作者紹介:
円地 文子(1905~1986)小説家.劇作家。東京生まれ。本名円地富美。日本女子大学付属高女中退。昭和3年、「女人芸術」に発表された戯曲「晩春騒夜」は、同年の暮、築地小劇場で初演され、戯曲家として花々しいスタートを切った。昭和5年結婚、戦中は武田麟太郎らとも接触するが、病気、被災で不遇の時代長く、小説家として認められたのは、49歳の春「ひもじい月日」であった。さらに「なまみ物語」で昭和41年女流文学賞を受賞し、その文学の円熟期の達成を示した。42年から「原氏物語」の現代語訳に着手、病を得ながらも全10巻を完訳。知的作風と女の妖を描くことで定評がある。主な作品は他に、「朱を奪うもの」、「遊魂」、「食卓のない家」などがある。