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冬日黄昏
峡谷早早地就落入了日阴处,此刻已是冷飕飕、暮色四合了。在这昏暗的暮色中,远处那积雪仍处在夕阳残照下的群山也仿佛近了许多。
不一会,远近高低各各不同的形形色色的山坳也阴影越来越浓,待到只剩下山峰仍沐浴在淡淡的阳光里时,白雪皑皑的山顶上空已是晚霞满天了。村子的河边、滑雪场、神社等处的稀稀拉拉的衫树,黑魆魆地凸显出来了。
川端 康成 《雪国》
作者介绍:
川端 康成(1899~1972)小说家。出生于大阪府。东京大学国文科毕业。大正10年与东大同学一起发刊了第6次《新思潮》杂志。并由此认识了菊池宽,以后也一直受其关爱。大正13年与横光利一等人创刊《文艺时代》,成为新感觉派的中心成员。后来川端虽与横光一起作为代表作家而受人注目,但他并非此活动的核心所在。与他在表现手法的实验相比,他更加致力于基于传统抒情的,强调虚无态度,追求独立审美意识的感性升华。主要著作有:《感情装饰》、《十六岁日记》、《伊豆的舞女》、《雪国》、《千只鹤》、《山音》、《古都》等。
原文:
冬の夕暮
山峡は日陰となるのが早く、もう寒寒と夕暮色が垂れていた。そのほの暗さのために、まだ西日が雪に照る遠くの山々は、すうっと近づいて来たようであった。
やがてやまそれぞれの遠近や高低につれて、さまざまの襞の陰を深めて行き、峰にだけ淡い日向を残す頃になると、頂の雪の上は夕焼け空であった。村の川岸、スキィ場、社など、ところどころに散らばる杉木立が黒々と目立ち出した。
川端 康成 「雪国」
作者紹介:
川端 康成(1899~1972)小説家。大阪府生まれ。東京大学国文科卒業。大正10年東大同級生らと第6次「新思潮」を発刊。それを通じて菊池寛を知り、以後恩顧を受けた。大正13年横光利一らと「文芸時代」を創刊、新感覚派の中心メンバーとなる。川端は、横光と共に、その代表作家と注目されるようになるが、川端はその運動の中心的存在であったわけではない。むしろ表現上の実験はあるが伝統的抒情を基本として、虚無的態度を強め、独自の美意識を求め感性の昇華に努力する。主な著作に「感情装飾」、「十六歳日記」、「伊豆の踊り子」、「雪国」、「千羽鶴」、「山の音」、「古都」などがある。