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万紫千红
都市里,美人蕉和夹竹桃在干燥的大地上燃起了红红的火焰。然而,在其身后,蓝天上的云朵已开始变淡且柔和起来了。四季里繁花种种,人所谓万紫千红。赏花之余不免想到,花之形色为何如此动人,如此缤纷。花之美丽,大概不会是为了取悦于我们吧。
花儿竞相绽放只为吸引将其花粉从雄蕊传到雌蕊的昆虫,不管哪本书上都是这么说的。装点起艳丽的花瓣、释放出香味儿来吸引昆虫,这与女性艳服浓妆、喷涂香水以吸引异性的手法相类似。黄昏里开放的花朵,为了在暮色中显露自己或开出白色、淡色的花瓣,或带有浓郁的香气,这一切也与人们晚妆打扮的规矩一般无二。
深代 惇郎 《天声人語》
原文:
千紫万紅
都会では、カンナやキョウチクトウが赤い炎を、干天の大地に燃え上がらせている。だがその後ろにある青空の雲は、薄く、やさしげな姿に変わり始めた。四季とりどりの花、千紫万紅という。花を見て、なぜその色や形のかくも美しく、かくも多様なのかを思う。私たちを楽しませてくれる為に、花が美しいのではあるまい。
花が咲き競うのは、雄しべの花粉を雌しべの柱頭に運んでくれる虫を誘うために、とどの本にも説明してある。派手な花びらをつけ、香りを放って虫を呼ぶのは、女性が美しく装い、香水をつけて異性をひきつけるのに似ている。夕暮れに咲く花が夜目に目立つ白や淡色の花をつけたり、強い香りをもつのも、夜の装いのエチケットに合っている。
深代 惇郎 「天声人語」