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秋日的庭院
院中秋色正浓。
尚未得遐好好修剪,玉兰花忽已泛黄,落叶近半,石楠花的叶脉上也有了明显的枯萎之色。
砌石的缝隙间杂草丛生,白色的鸡儿肠以及泽兰等开出了花朵。朔子蹲在树荫里摘草。最近久不降雨,泥土被朝阳晒得干巴巴的,使院子显得愈发荒芜。但是我却喜欢这种秋日里的荒芜。在这荒芜的院子里,红彤彤的洋苏和野草的白花分外艳丽夺目。
田久保 英夫 《花荫》
作者介绍:
田久保 英夫(1927~ ),东京出身。毕业于庆应义塾大学法文科。中学时因骨疡长期疗养,期间开始写诗。在庆大就学时参与第2次《三田文学》的编辑,昭和29年与山川方夫等人一起举办了第3次《三田文学》。毕业后,一方面在东京、新桥经营小饭馆,同时写作诗、小说、广播剧本、舞台剧本,昭和36年以《解禁》等作品连续获得芥川奖。主要作品有:《深河》、《发环》、《触媒》、《女人祭》、《街头之火》、《海图》等。
原文:
秋の庭
庭に秋の色が濃かった。
ゆっくり手入れもしないうちに、木蓮の花はたちまち黄ばんで、半ば落葉し、石楠花の葉脈にも枯れ色が目だっている。
敷石の間に雑草もはびこり、白ヨメナや藤袴などが花をつけている。朔子は、枝の影にかがんで、草をとった。このところ雨が降らないので、朝の陽射しに土が乾いて、余計に庭が荒廃したように見える。しかし、この秋の荒廃は好きだ。この荒れた庭で、いっそうサルビアの赤や野草の白い花が鮮やかに浮き立つ。
田久保 英夫 「花闇」
作者紹介:
田久保 英夫(1927~ )。東京の生まれ。慶応義塾大学仏文科卒。中学時代カリエスで長期療養をし、その間に詩を作り始める。慶大在学中は第2次「三田文学」の編集に携わり、昭和29年山川方夫らと第3次「三田文学」をおこす。卒業後、東京、新橋に旗亭を経営する一方、詩、小説、放送台本、舞台脚本などを書き、昭和36年「解禁」などが続けて芥川賞受賞。主な作品に「深い河」、「髪の環」、「触媒」、「女人祭」、「辻火」、「海図」などがある。