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路
在路上,有时我们会走到一个既想回头望望已走过的路,也想抬头看看以后将要去走的路的这么一个地方。而我所想描绘的是前面将要去走的路。当我们面对一条缓缓的上坡路时,就会想到接下来自己就要从那儿走过去了。相反,当我们俯视一条下坡路时,则往往有想要回首已走过的路程的冲动。
(中略)
将人生喻为道路也极普通。然而,芭蕉将他那不朽的游记题名为《奥州小路》,因其文中有奥州小路之山脚云云的记述,可见是取自现实的路名,同时也有奥州地区的狭窄小路的意思。由此,也可以说那是一个将自己在偏僻之地的小路上跋涉的身姿,以及他的人生观、艺术观象征化了的书名。我也经常旅行,也是一个把旅行当作人生、当作艺术的人。而道路作为我四处游历的象征已成为一个相当鲜明的印象,深深的刻在了我的心中。
东山 魁夷 《一条路》
作者介绍:
东山 魁夷(1908~ )日本画家,随笔作家。出生于横滨。本名新吉。在东京美术学校日本画科就读时便两次参加帝国美展,1931年于该校毕业。1933年~1935年赴欧,以第一届日德交换留学生的身份在柏林大学哲学部美术史科学习。归国后活跃于官方美展。长期从事风景画的创作,追求高度纯净的近代画意境。日本艺术院会员。1969年获文化勋章。代表作除《残照》、《道路》、《黎明之潮》之外,尚有随笔《我所游历的山河》、《和风景的对话》等。
原文:
道
道は、歩いてきた方を振り返ってみると、これから進むんでいこうとする方向に立ち向かう場合がある。私はこれから歩いていく方向の道を描きたいと思った。緩やかな登り坂に向かった時、私たちは、これから、そこを歩いていくという感じが起る。それに反して下り坂を見下ろすと、今まで辿って来たを振り返った感じになりやすい。
(中略)
人生を道に例えるのは平凡である。しかし芭蕉が、あの不朽の紀行文に「奥の細道」と題したのは、その文中に、奥の細道の山際に云々の文があるところから、現実の道の呼び名でもあり、奥州地方の細々とした道の意味からでもあろうが、辺鄙な地方の細々とした道を分けて旅行く自分の姿、芭蕉の人生観、芭蕉の芸術観の象徴として選んだ題名と言えるだろう。私も、いつも旅をし、旅を人生とも、芸術とも感じている人間であって、遍歴の象徴としての道は、かなり鮮明な映像となって、心に深く刻みつけられている。
東山 魁夷 「ひとすじの道」
作者紹介:
東山 魁夷(1908~ )、日本画家、随筆家。横浜市生まれ。本名新吉。東京美術学校日本画科に在学中、二回帝展に出品し、1931年同校を卒業。1933年~1935年渡欧し、第一回日独交換留学生としてベルリン大学哲学部美術史科に学ぶ。帰国後、官展を中心に活躍。常に風景画に取り組み、純度の高い澄んだ近代画境を追及している。日本芸術院会員。1969年文化勲章受賞。代表作「残照」、「道」、「朝明けの潮」ほか、随筆に「わが遍歴の山河」、「風景との対話」などがある。