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青春の心理
青春的心理
僕にとってはもう昔の夢にすぎぬ心の動きが、今僕の前に座っている青年の一挙一動を支配している。そして僕は少なくとも自分についてはこういう心理の行方を知っているつもりである。しかしそれをしゃべってみたところで、彼に何の役に立とうか、また何を理解できようか。青春の心理もこれについて本当にはっきりした考えを持ったためには、それを実際に生きてみねばなるまい。そしてその方がよいのである。ちょうど僕らが人生について持つ考えのうち、自分の経験から学んだものがいちばん確かであるように。そしてこれこそ大昔から、すべてのことが言われ、なされ尽くした人生が、尚日々僕らにとって新たなゆえんであろう。
这心灵的驿动,于我只不过是往昔之梦,但它却支配着坐在我面前的这个青年的一举一动。并且,我自忖至少就我自己而言,是清楚这种心理活动的方向。但是,要讲出来,又于他何益?他又会理解多少呢?要清楚明白地把握青春的心理,也只有自己去实际体会。还是这样的好。就像我们在关于人生的认识之中,得之于亲身经历的东西最最可靠一样。只有这样,古往今来被人讲尽道明、探索已遍的人生于我们却是日日皆新的。
自分の好きな相手のことしか頭にない青年のしょげた顔を見ながら、こんなことを取り留めなく考えていると、僕がやや大げさな言い方であるが、自然の永遠の若さということをしみじみ感ぜざるを得なかった。夢のように過ぎ去った十年の歳月を、生々しく眼前に突きつけられたような気がした。僕は今でも自分では若いつもりでいる。しかし彼に比べればもう確かに若くはない。
我看着那心中除了心上人别无他物的青年那无精打采的脸,这么漫无边际地浮想联翩,说句稍带夸张的话,我不由得深切地感受到了自然那永恒的年轻。梦幻般飘过的十年的岁月,仿佛又清晰地呈现在眼前。我至今仍总觉得自己是年轻的,可与他一比就知道实在已不再年轻了。
中村 光夫 「青春について」
中村 光夫 《青春断想》