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贯通会员翻译作品《寂寞》

作者:华南虎  来源:贯通论坛   更新:2005-3-12 6:14:00  点击:  切换到繁體中文

 

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寂寞(せきばく)

寂寞

  三四郎はじっとして池の(おもて)を見つめていると、大きな木が、幾本となく水の底に映って、その又底に青い空が見える。三四郎はこの時電車よりも、東京よりも、遠く且つ遥かな気持ちがした。然し暫くすると、その心持のうちに薄曇の様な淋しさが一面に広がってきた。そうして、野々宮君の穴倉に這入ってて、たった一人で坐っているかと想われるほどな寂寞を覚えた。熊本の高等学校の時分もこれより静かな竜田山に上ったり、月見草ばかり生えている運動場に寝たり、全く世の中を忘れた気になった事は幾度となくある。けれどもこの孤独の感じは今始めて起こった。

   三四郎呆呆地望着池中的水面,水底映照好多棵大树的影子,树影的下面,又映出了碧蓝的天空。三四郎此刻的心绪比电车、比东京更加遥远。然而稍过一会儿,在那心绪的之中,寂寞犹如一片薄云弥漫开来。他觉得这寂寞就像他钻进了野野宫君家的地窖里的感觉相仿佛。在熊本上高中时,他也曾登上比这里更加静谧的龙田山,也曾倒身躺在长满了夜来香的操场上,好几次心旷神怡、物我两忘。然而,这种孤独之感却只是现在才开始有的。

 活動の激しい東京を見たためだろうか。或は——三四郎はこの時赤くなった。

   是见到了快节奏的东京的缘故吗?还是——三四郎的脸,红了。

 汽車に乗合わした女の事を思い出したからである。現実世界はどうも自分に必要らしい。けれども現実世界は危なくて近寄れない気がする。三四郎は早く下宿に帰って母に手紙を書いてやろうと思った。

  因为他想起了那个在火车上遇到的女子。看来自己是离不开现实世界的。可现实世界又是那么危险并难以靠近。三四郎想到,还是早点回到寄宿处给母亲写信吧。

                     夏目 漱石 「三四郎」

                                          夏目  漱石 《三四郎》

作者紹介:

 夏名 漱石(1867~1916)小説家、英文学者、本名金之助、東京生まれ。1893年東京大学英文科卒業後、松山中学校、第五高等学校などの教職を歴任後、1900年、文部省留学生となり、イギリスへ留学した。1903年に帰国し、第一高等学校、東京大学で英文学を講じた。処女作「我輩は猫である」によって、世に認められ、以後「倫敦塔」、「坊ちゃん」、「草枕」、「野分(のわき)」などを発表、文名を高めた。1907年教職を辞し、朝日新聞社専属執筆者として入社、本格的な作家生活に入る。その主な作品はほかに、「三四郎」、「それから」、「門」、
行人(こうじん)」、「こころ」、「明暗」などがある。 

作者介绍:

夏目  漱石(1867~1916)小说家,英国文学专家,原名金之助,生于东京。1893年东京大学英文科毕业后,历任松山中学、第五高中等校教职,1900年作为文部省的留学生留学英国。1903年回国,在第一高中、东京大学讲授英国文学。以处女作《我是猫》为世人所接受,后又发表《伦敦塔》、《哥儿》、《草枕》、《台风》而声名雀起。1907年辞去教职,以朝日新闻社专属执笔者入报社,从此开始了真正的作家生活。其主要作品另外还有:《三四郎》、《从那以后》、《门》、《行人》、《心》、《明暗》等。


 


 

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