(正)負け嫌いな彼は、日常の仕事はおろか休日のテニスでも激しいプレーで相手を圧した。
(コメント:「負けることを嫌うこと」という意味からすると、「負け嫌い」のほうがよさそうに思われる。しかし、一般的には「負けず嫌い」が使われている。この語は、「負け嫌い」と「負けじ魂」の混じたものか。なお、この「ず」は、打ち消しの助動詞と見るほかに、方言として中部地方などで使われる、「寝ず(寝ヨウ)」「来ず(来ルダロウ)」などにつながる「ず」(むとす→むず→うず→ず と変化)であるという説もある。この説によると、「負けず嫌い」は、負けるだろうと思うことすらも嫌いだということになる。)