(△)三月三日の節供には、ひな人形を飾り、白酒・菱餅(ひしもち)・桃の花などを供えます。
(コメント:昔、人日(じんじつ)(一月七日)・上巳(じょうし)(三月三日)・端午(たんご)(五月五日)・七夕(たなばた)(七月七日)・重陽(ちょうよう)(九月九日)などを祝って、特別の飲食物をとる風習があった。これらの祝い事をする日を節日(せちにち)と言い、この飲食物を「節供(せっく)」(「節日の供え物」の意)と言った。それから、その日(の祝い)を「節供」と言うようになった。したがって、本来の表記は「節供」。しかし、今では「節句」が一般的である。なお、現在「節句」と言えば、「ひな祭り」と「端午の節句」を指すことが多い。)