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田 :すみません、アルバイトを捜したいのですが、紹介してくださいませんか。
職員:はい、どうぞ、おかけください。
田 :どうも、ありがとうございます。
職員:お名前は何と言いますか。
田 :田国栄と言います。
職員: 田さん 、まずこの申込書を書いてください。
田 :はい、ボールペンで書いてもかまいませんか。
職員:いいえ、ボールペンを使わないでください。万年筆で丁寧に書いてください。
田 :はい。ちょっと書き方がよくわかりませんから教えてください。
職員:はい、どうぞ何でも聞いてください。
田 :住所と連絡先はどう書きますか。
職員:住所と連絡先は書かなくてもいいです。
田 :「特技」はどういう意味ですか。
職員:ワープロができるとか、そろばんができるとかという意味です。
田 :得意な学科はどう書きますか。
職員:できる外国語を書いてください。
田 :英語も日本語もできますが、どちらを書きますか。
職員:どちらが専攻ですか。
田 :日本語が専攻です。
職員:じゃ、日本語と書いてください。
田 :趣味はどう書きますか。
職員:あなたの好きなことを書いてください。あなたは何が好きですか。
田 :音楽が好きです。あまり上手じゃありませんが、ピアノができます。
職員:スポーツはどうですか。
田 :スポーツは見ることは好きですが、やることはあまり好きじゃありません。
職員:じゃ、趣味は音楽と書いてください。
田 :「志望の動機」はどういう意味ですか。
職員:応募理由という意味です。例えば、お金が欲しいとか、好きな仕事をしたいとか、実力を身に付けたいとか、そういう意味です。
田 :私はお金よりも実力を身につけたいのです。
職員:じゃ、そう書いてください。
田 :すみません、アルバイト募集の広告をちょっと見せてください。
職員:はい、どうぞ見てください。田さんはどんな仕事をしたいのですか。
田 :日本語を使う仕事をしたいと思います。
職員:日本語を使う仕事は翻訳とか、通訳とか、日本語教師とか、いろいろあります。最近通訳をやりたい人が多いですが、あなたはどうですか。
田 :私は日本語を教える仕事をしたいのです。通訳はやりたくありません。
職員:どうしてですか。
田 :私は将来、日本語教師になろうと考えていますから、今、少し体験したいと思います。
職員:アルバイトの時間はたいてい金曜日と土曜日ですが、どちらがいいですか。
田 :金曜日より土曜日の方がいいです。失礼ですが、時給はいくらですか。
職員:時給は五元ですが、いかがですか。
田 :はい、結構です。でも、交通費は出ますか。
職員:はい、交通費も出しますよ。じゃ、日本語学校と連絡してからすぐあなたに知らせます。
田 :よろしくお願いします。
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