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中日文化の差異と相互理解―長恨歌、紅楼夢と源氏物語

作者:贯通日本…  来源:本站原创   更新:2011-1-19 10:00:05  点击:  切换到繁體中文

 

2010笹川杯“感知日本”全国征文大赛

三等奖作品

中日文化の差異と相互理解―長恨歌、紅楼夢と源氏物語

云南师范大学 晋春娥

 

 

中国の小説の歴史は長くて輝いています。中国の歴史の中には有名な才能がある詩人と小説家がたくさんいます。素晴らしい作品も違った時代に出てきました。例えば唐の玄宗皇帝の時代、詩歌が一番盛んでした。清の末は小説が一番盛んでした。たとえば、曹雪芹の紅楼夢、羅貫中の三国志、呉承恩の西遊記などいろいろな作品は海外の国に翻訳されました。三国志は日本で有名な作品です。西遊記も中国で人気があります。ドラマで演じられていました。

皆さんに中国の有名な小説は何ですか、日本の有名な小説は一体どれですかと聞いたら、きっと答えは以下のものです。

まず、長恨歌と源氏物語について研究しましょう。唐中期の安史の乱から5年あとに書かれましたが、時代はまだ唐朝であり、玄宗を名指しして書くわけにはいきません。長恨歌は玄宗皇帝が自分の息子の妃である楊貴妃を愛していました。楊貴妃を寵愛しました。長恨歌の内容は玄宗と楊貴妃の関係を曖昧にしていました。

源氏物語では光源氏は父である帝の妃を愛し、密通してしまいました。長恨歌と源氏物語は関連があります。長恨歌は唐中期の白居易の作品です。源氏物語は平安時代の紫式部の作品です。長恨歌は紫式部に影響を与えたので、紫式部は源氏物語を書きました。つまり、長恨歌のような作品がなければ成立しなかったかもしれません。

それから、源氏物語と紅楼夢について話しましょう。源氏物語の年月は74年で帝王4代に渡り、登場人物は300人以上で大部分を女性が占めます。女性がそれぞれ個性的に描かれている点が紅楼夢と源氏物語の最大の共通点です。

まず、主人公の背景はよく似ています。家は以前清朝で勢力があって、大変な有力者です。でも最後に家は没落してしまいました。

源氏物語の主人公、光源氏も有力者です。父は帝で、母は身分の低い更衣です。第二皇子として生まれた光源氏について、占い師は親王ではなく臣下にした方がいいと言ったので、帝は占いに従って光源氏を臣籍降下し朝廷の役人にしました。光源氏は美貌や才能があり、光輝くようであったことから光る君と呼ばれました。その後、光源氏も没落してしまいました。

作者について調べると、違ったところもあれば似ているところもあります。曹との運命はよく似ています。家は康熙帝と特殊な関係ができ、織造に任命した事実を背景とします。家に対する破格の皇恩を記念すべく選ばれたとするのが、今日広く言われています。有力な推定です。でも、擁正帝の時代となると一家の者は親族は罰を受け没落し、流されて東北の配所で没しました。

一方、紫式部の家系は文学的素養に溢れます。文学才能にはまず血筋の良さがあります。父の影響とともに、紫式部は偉大な作家になりました。平安時代、貴重品の紙を買い、紫式部に提供できたのもそのおかげだと思われます。

それから、執筆動機と登場人物を比べてみましょう。曹デイは何ゆえに太虚幻境のごとき、一種の女人国を夢想して創作したのでしょうか。まず、作者は林黛玉と宝玉の悲しい愛情物語といろいろな登場人物、例えば薛宝、王熙鳳などの人物を発想した通りに清室と曹家の特殊な関係を描けませんでした。もう一つは曹デイは若い時、周囲にあった若き女人たちに帰着すべきところを与えたいと発願したと考えることができます。紅楼夢という作品は、曹家再興の望みも断たれました。貧しい生活をした曹デイにとって生甲斐そのものとなっていたことがあると思います。

紫式部は同じですか。紫式部は源氏物語という作品を創作したのは四つの動機があります。一番目は村上天皇の王女選内親王が面白い物語が読みたいと要求し、紫式部はその役割を受けさせられたからです。二番目は源氏のために。平安時代は藤原一族が政権を掌握するために陰謀や密告で政敵を排斥してきたのです。また紫式部の藤原一族という立場を強調して考えるなら、光源氏の活躍を描くことで、源高明の恨みや怨念を鎮めたいという思いかも知れません。

三番は作家の情熱です。紫式部は日本文学において、漢学の優れた作品をよくしっているので自分の才能を発揮したいと思います。そして源氏物語を書きました。四番は紫式部の旦那さんが早く死んでしまいました。彼女は一人暮らしはちょっと無理で心細そうです。孤独の寂しさを表わすように源氏物語を書きました。

紅楼夢の中で無数の女性が登場するのは、作者が若い時、多くの女人に囲まれていたから、女人たちは帰着すべきだと思います。そして女性登場の理由は創作動機と深い関係があります。

源氏物語では光源氏の背景と深い関係があります。光源氏にとって女性は、母であり恋人であり理想的な女性であった。作品の中で紫の上や女三宮などの人物は藤壺の顔によく似ています。物語の性質が膨大な女性数を要求したと思われています。ほかに、登場人物で本名がわかっているのは光源氏の家来の藤原と源良くらいまでそのほかの人物は官職や住んでいる地名、一般的な尊称などでしか呼ばれていません。

最後に作品の反応について探ってみましょう。紅楼夢は清朝から今まで若者の間の愛情にとって大きい影響があります。作品は旧中国の支配的モラルにおける悲しい愛情物語を表わしています。旧中国の封建統治は庶民と貴族層などの間の愛情にとって大きな反発とよくない影響がありました。その作品は社会の各層の人にとっては急速に広まりました。その読者は若者だけでなく上は天子皇后、一般的な庶民まで普及しました。いわゆる[雅俗共賞」の広範な読者をもったのです。

源氏物語は歴史、伝記、恋愛、王朝とさまざまな要素からなっています。すぐに貴族社会で好評となりました。

後代の文学へ影響も大きいです。たとえば、宮廷貴族の生活を描いた「栄華物語」また、鎌倉時代の「擬古物語」などの文学作品は源氏物語とよく似ています。平安時代から人気があります。江戸時代まで、源氏物語は町人まで普及しました。さらに海外では20言語に翻訳されています。世界文学史上に残り、日本文化の権威を高めるものです。

私は一度紅楼夢という小説を読んだことがあります。難しいけれども、中国の有名な作品として本当に素晴らしいです。日本の源氏物語も読んだことがあります。中国人としての私は紫式部の根気と本気など精神的な品性に感心しました。結構難しい本だけれども、日本文化に興味を持っている私にとって本当に読むべきものです。本によると、世界一番長い長編小説だそうです。本を読んだあとで私は成長したことが感じられてきました。違う時代に作家の言いたい気持ちが分かるようになりました。本格的に異国文化の差異を感じられました。中国も日本も自分の文化的特色を持っています。これからもずっと日本の文化について研究したいと思います。

以上は中国と日本の小説についての考えです。

 

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:源氏物語をよく読みこんでおり、長恨歌、紅楼夢との比較文学論は卒論か、修論かと思わせる。これだけの長文を破綻なく書きこなす日本語能力はAクラス。

 


 

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