【用 語】2x4工法
【よみがな】つーばいふぉーこうほう
【意 味】
「ツーバイフォー工法」という呼び方は通称であり、建築基準法等では「枠組壁工法」と言う。この工法は、北アメリカで生まれ育ち、始まりは19世紀初めのアメリカ開拓史の時代と言われている。原形となったのはバルーン工法(土台から2階まで通した柱に、床、壁を取り付けてゆく工法)と呼ばれるもの。北米住宅の約9割がこの工法で建てられている。
「ツーバイフォー」と呼ばれるのは、住宅の構造材に断面サイズが2×4インチ(実際の寸法は水分の調整などにより38x89mm)の製材が最も多く使用されているからである。
特徴としては、以下のようなことがいえる。
・強い壁・床・屋根を構成するので、高い強度と気密性を持ち、耐震性に比較的優れている。
・2×4材で構造体を作り、構造用合板や石膏ボードで壁・床を構成する。木材が表面に現れないため、耐火性が高く、枠組材で密閉された空間をつくるため延焼しにくくなっている。
・壁内に筋かいなどがないことから比較的容易に断熱材を取り付けることができるので断熱性にも優れ、さらに、使用する石膏ボードは熱容量が大きいため、一度室内を暖めると温度は下がりにくい。
・壁組、小屋組などは工場でできるため、工期は軸組工法に比べると短かくなる。
【同 義 語】ツーバイフォー工法