<原則>
〇人は、「一人(ひとり)、二人(ふたり)、三人(さんにん)…」と、「人(にん)」で数える。
〇動物は、「(猫・いわし)一匹(いっぴき)、二匹(にひき)、三匹(さんびき)…」と、「匹(ひき)」で数える。大きい動物は、「(象・鯨)三頭」などと「頭(とう)」で数える。鳥は、「(コンドル・わし・カナリア・すずめ)二羽」などと「羽(わ)」で数える。
〇長い物は、「(煙突・鉛筆・ネクタイ)一本(いっぽん)、二本(にほん)、三本(さんぼん)…」と、「本(ほん)」で数える。
〇薄い物、平たい物は、「(油揚げ・ござ)三枚」「(碁盤・テニスコート)二面」などと「枚(まい)」「面(めん)」で数える。
〇機械・器具、固定した施設などは、「(カメラ・自動車)三台」「(ガスタンク・原子炉)三基」などと「台(だい)」「基(き)」で数える。
〇船は、「(貨物船)二隻」などと「隻(せき)」で数える。小さい船は、「(はしけ)三艘」などと「艘(そう)」で数える。航空機は、「(グライダー)四機」「(旅客機)五台」などと「機(き)」「台(だい)」で数える。車両は、「六両(編成の列車)」などと「両(りょう)」で数える。
〇手に持って使う道具類は、「(おの・かま・かんな・くわ・すき・銃・バイオリン)二挺」などと「挺(ちょう)」で数える。
〇束ねた物は、「(ほうれんそう)二把」などと「把(わ)」で数える。
〇種類の異なる物を一括して数える場合は、「(いす・テーブル・テレビなど)五点」「(土地・建物)三件」などと「点(てん)」「件(けん)」を用いる。
なお、次表に掲げたものの数え方は代表的な語だけであり、その全部を網羅してはいない。また、これら以外にも、普通に「一個・二個・三個…」「一つ・二つ・三つ…」と数えてもよいもの、特別な数え方をするものなどがある。 |