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2004年11月08日の「天声人語」

作者:ebitama 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-11-13 15:38:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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「こっそり秘密の物を見付けた心躍りといったが、きのこはなんとなく遥かな気分をもたらすのである」。山からキノコを採って帰るときのことを、歌人の前登志夫さんがそんなふうに描いている(「月夜茸」)。

“就像是悄悄地找到了秘密之物,令我心跳不已,但蘑菇总不由地让人敬而远之。”这是和歌诗人前登志夫所描写的从山上采蘑菇归来时的情景。(「月夜茸」)

 宝物を掘り当てたような高揚である。美味、しかしひとつ間違うと毒におかされる危険もつきまとう。最も毒が強いキノコの一種ドクツルタケを英語でデストロイング・エンゼルという。真っ白で典雅ともいえる外見だが、食べるとコレラに似た症状を起こし、死亡率は70%といわれる。まさに天使の顔をして破滅をもたらす。

找到蘑菇就像是挖到了宝贝似的情绪高涨,蘑菇虽好吃,但一不小心就会有中毒的危险。毒性最强的一种蘑菇叫毒鹤菇,英语叫做Destroying angel。它外表看上去可以说是雪白娴雅,但一吃下去就会产生如得了霍乱病似的症状,据说死亡率高达70%。的确是天使的脸灭顶的毒。

 「くせがなく爽(さわ)やかな味である」「香りは少ないが、味には癖がなく口あたりがよい」。図鑑などに見るスギヒラタケの説明である。白くて可憐(かれん)にも見えるこのキノコだが、ひょっとして毒キノコに変身したのだろうか。

“口味很平常、爽口”“虽香味不多,味道也不特别,但口感好”。这是在图鉴上看到的杉平茹的说明。看上去白皙可爱的这种菇,或许就会变成毒菇吧。

 腎臓機能に障害のある人が急性脳症で死亡する例が相次いだ。多くの人がスギヒラタケを食べていた。東北や北陸地方では、好んでよく食べられるキノコだ。因果関係があるのかどうか。謎は解明されていない。

有肾功能障碍的人误食后,患急性脑意识障碍症而死亡的例子时有发生。其中有许多人就是吃了杉平菇。在东北和北陆地区,这是一种大家所喜好并且常吃的菌菇。到底有没有因果关系,这个谜至今尚未解开。

 死には至らなくても、この秋も大勢の人が毒キノコで中毒症状を起こした。ほとんどがツキヨタケによる。暗いところでは青白い光を発するキノコだ。吐き気、腹痛などで苦しむ例のほか、見るものすべてが青白く見えた、目の前をホタルが飛び交うように感じた、という体験談もある。

既便不会死亡,今秋还是有许多的人因吃了毒蘑菇而发生了中毒症状。其中大部分是因食用月夜茸而引起的。“这是一种生长的暗处并发出蓝白光泽的菌菇,食用后除了会产生呕吐、腹痛等痛苦的症状之外,眼睛里看到的东西都是呈蓝白色状,眼前就像是萤火虫到处飞舞的感觉。”事后谈到中毒体验时有人这样说道。

 キノコの正体についてはわからないことが多い。〈夜を光る月夜茸(つきよだけ)にしきりに逢ひたくてむささびどもは出でてゆくらむ〉斎藤史

有关蘑菇的本来面目我们尚不了解的东西还很多。<为寻月夜茸,鼯鼠倾巢出>(或译为:为了寻找夜里发光的月夜茸,鼯鼠们全都倾巢出动)斋藤史

相关资料
前登志夫

前登志夫1926年-)は、歌人奈良県生まれ。同志社大学中退。読売文学賞など多数の文学賞受賞。主な作品は、「前登志夫歌集」「吉野山河抄」「森の時間」「吉野日記」「木々の声」「病猪の散歩」など。

斎藤史

斎藤史なんて知りませんでしたという事情は、許されない。斎藤 史をはずして現代短歌は毫も語れない。16歳で太田水穂に出会い、17歳で父親のところに滞在していた若山牧水から作歌を勧められ、18歳には佐佐木信綱の『心の花』に歌を発表した。それが昭和2年である。与謝野晶子や九条武子の次の世代として、この時期の女流歌人はめずらしい。しかし、無視された。「短歌は詩ではない」という批判も多かった。第一歌集『魚歌』の若き才能に注目したのは萩原朔太郎だった。


 

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