打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

2004年10月30日の「天声人語」

作者:ebitama 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-11-5 10:47:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。
http://www.kantsuu.com/bbs/list.asp?boardid=121

Sさん アッ・サラーム アライクム。あなたの国で「こんにちは」を意味する、このアラビア語を覚えたのは、2年ほど前でした。長い歴史のあるNHKラジオの外国語講座で、初めてアラビア語の講座が開かれた時です。

S先生,阿沙拉姆 阿拉伊库姆。在你们的国家是“你好!”的意思,我记住这句阿拉伯语大约是在2年以前。那是在具有长远历史的NHK广播的外语讲座中,首次开办了阿拉伯语的时候。

 英語の講座は、80年近く前の大正時代に、ラジオ放送が始まった頃からありました。多くの日本人にとって、西欧とアラブに感じる距離感の違いを表していると思います。

而英语讲座则在将近80年前的大正时代,无线电广播刚开始的时候就已经有了。我想,对于大多数日本人来说,这表示了对西欧与阿拉伯的差距之甚。

 長い間、アラブ世界は遠い存在でした。言葉だけでなく、習慣や歴史についても知識のある人はまれでした。アラブの側から見ると、どうでしょう。やはり日本も遠い存在だったのでしょうね。それが、イラク戦争で切実さがぐんと増しました。

长期以来,阿拉伯世界就是遥远的存在。不仅是语言、就是习惯和历史方面,对此了解的人也是凤毛麟角。那么,从阿拉伯这边来看又怎样呢?不用说,同样日本也是遥远的存在吧。对这种遥远的存在的了解,由于伊拉克战争其迫切性激剧增加了。

 日本人を標的にした事件が絶えません。誘拐したり脅したりするのは言語道断ですが、先日、日本の青年を拘束した武装集団の脅迫の中には、決定的な間違いがありました。彼らは被害者を「日本の軍隊(自衛隊)のメンバー」と呼んでいたそうです。しかし自衛隊とかかわりのない民間人です。

以日本人为目标的事件接连不断。又是绑架又是威胁,这些都是荒谬绝伦的。在日前的日本青年被武装集团拘禁、胁迫的事件中,他们就犯了一个决定性的错误。据说他们将被害者称作为“日本军队(自卫队)的成员”,但他却是与自卫队毫无关系的黎民百姓。

 なぜ違ったのかは分かりませんが、間違いを彼らに分からせる手だてはないものでしょうか。彼らは、日本の政治や自衛隊派遣の経緯、世論などについて、一体何を知っているのかとも思います。日本人の側も、戦闘のやまない国の実情を知って行動しなければなりませんが。

虽然不知为什么会搞错,但有没有办法使他们消除误解呢?他们对日本的政治和派遣自卫队的来龙去脉以及舆论等究竟知道多少?就是日本人这边,也必须是在了解了战斗不息之国家的实情之后再付之以行动。

 Sさん。武装集団は人の命に期限をつけました。許されないことですね。誤認による拘束という重大な過ちを犯したことを一刻も早く彼らが認め、解放することを願って筆をおきます。

S先生,武装集团给人的性命定了期限,这可是不能容忍的事情啊。愿他们早日明白所犯的拘留人质这样的重大过失是因误解造成,并能解放人质,就此搁笔。


[1] [2] [下一页]



打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口