打印本文 关闭窗口 |
2004年10月27日の「天声人語」
|
作者:ebitama 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-11-5 10:43:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
|
贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。 「木に竹を接ぐ」とは、つなぎ合わされたものが調和しないさまや、条理の通らないことをいう。ほめられる状態ではない。しかし、台風23号による災害では、37人が無事だったのは木に竹を接いだからか、と思わせるようなことがあった。
一本の竹に救われた 舞鶴バス水没 京都府舞鶴市の国道で観光バスが水没、豊岡市内の乗客ら三十七人が九時間後に救出された事故で、大半の乗客は二十二日にも病院を退院する。「流れ着いた一本の竹の棒が危機を救った」「あわや横倒しだった」。乗客や関係者に寒さと不安に震えた一夜を聞いた。
二十日午後八時半すぎ、車内が水に漬かる。一人の男性が「カーテンを切ってロープにしよう」と声を掛け、何人かが手伝った。
まず、男性が屋根に上がり、女性は作ったロープにつかまってはい上がった。「私は無理。このまま残る」という高齢の女性。乗客は必死に説得し、避難させた。
二十一日午前零時をまわっても水位は上がり続けた。「このままでは流される」。誰もが思った時、六十八歳の男性がバスから二、三メートル離れた木に泳ぎ移り、竹の棒を差し出した。屋根に残った乗客が片方をつかんでバランスを取った。一、二時間すると、別の男性も木に移動し、力を合わせた。午前六時すぎ、海上自衛隊などのヘリコプターが到着、約二時間後に全員を救出した。
二十一日午後、現場周辺の水が引き、バスが姿を現した。右前輪が脱輪し、水田に乗り出した車体はやや右側に傾いていた。「もう少し流されていたら横倒しになっていた」と撤去の作業員。
一方、水没したバスを所有するトラベルシリウス(岡山県湯原町)の池田正和社長(62)は同日、舞鶴市内で会見に応じ、「運転手は警察官に大丈夫と言われ、冠水した道路に進入した。許可を得て道路に入ったとはいえ、乗客の方には申し訳ない」と説明。舞鶴西署は「署員四人を現場付近に派遣していたが、署員が運転手と言葉を交わした事実は確認できなかった」としている。
|
打印本文 关闭窗口 |