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2004年10月21日の「天声人語」
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作者:ebitama 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-11-5 10:37:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。 20世紀初頭の米国シカゴで、「何という新聞好きの国民であろうか」と驚嘆したのは、永井荷風だった。新聞を持たずに汽車を待つ人は皆無で、皆恐ろしい目で新聞を読みあさっている、と(『あめりか物語』)。 在20世纪初的美国芝加哥,永井荷风惊叹道“这是多么喜欢报纸的国民啊!”他在书中写道,“没有人不带着报纸等火车的,大家全都以惊人的目光如饥似渴地读着报纸。”(『美国故事』) その後、ラジオ、そしてテレビが加わった。多様になったとはいえ、メディア帝国は揺るがず、影響力を振るい続ける。とりわけ大統領選のような大きな催事では、勝敗を左右することもしばしばだ。 后来,又有了收音机、电视机。虽说媒体手段多样化了,但丝毫不能动摇这个媒体帝国,报纸的影响力依然如旧。尤其是在总统大选那样的盛大活动时,常常会左右大选的胜败。 テレビが選挙戦を変質させもした。一見つまらないことも、重要なこととして注目される。4年前のゴア対ブッシュのテレビ討論では、まばたきが話題になった。過去のテレビ討論の分析から、たくさんまばたきをした方が負ける、という仮説を心理学者が打ち出していた。ブッシュ候補がまばたき数でゴア候補を圧倒した。 甚至连电视都演变成了选举大战的工具(电视甚至让大选之战改变了性质)。乍一看并不起眼的小事也作为重要的事情被加以关注。在4年前的科尔对布什的电视讨论时,眨眼睛成了当时的话题。从过去的电视讨论的分析中,心理学家推出了多眨眼的这一方会输这样的假说。当时,候选人布什在眨眼次数上多于候选人科尔。 だが、選挙結果はブッシュ勝利で、仮説にかげりが見えた。今回もまばたき数が計算された。1回目の討論の締めくくりではブッシュ候補が驚異的なまばたき数を記録した。しかし次の討論では、ケリー候補の半分におさえる健闘をしたそうだ。 まばたき数から政策、人柄まで膨大な情報があふれるなかで投票日が近づいている。荷風が描写するように、「恐ろしい目」でもって是非を見抜いてほしい。 在充斥着从眨眼数到政策、人品等的庞大的情报中,投票日正在日渐接近。正如永井荷风所描写的那样,要用“惊人的目光”来看清其是非。
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永井荷风(1879~1959)
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