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2007年11月24日「天声人语」中日对照
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作者:bitoc 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-11-26 10:29:49 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=159253&page=1 子供の動作にすぐ反応が返るような状況を、保育学では応答的環境と呼ぶそうだ。五感はその中で豊かになる。「応答的」な遊び相手なら、思い通りに姿を変える粘土がもってこいだろう。手のひらや指先に、遠い感触がよみがえる ▼「粘土には予想のつかない変化の力が働くので、意外な形になり、子どもは新しいイメージを次々に発見していきます」(中川織江『粘土遊びの心理学』)。小さな手の中で土くれは形になり、つかの間の命を与えられる ▼医療の場に「夢の粘土」が現れた。ヒトの皮膚細胞に4種の遺伝子を入れたら、どのようにも育つ万能細胞になったという。細胞が七変化した末の皮膚という形を、白紙の可能性を秘めた「無形の粘土」に戻すことができた。京都大学、山中伸弥教授らの成果はノーベル賞級と聞く ▼脊髄(せきずい)や心臓などを患う人には朗報だ。実用化にはまだ時間がかかるが、治療に必要な組織を自分の皮膚から育てる期待が膨らむ。万能細胞を起点に、再生医療への道が開かれるに違いない ▼医学の日進月歩を思う。1億人を救う新技術が、明日の朝刊に載るかもしれない。1日生き延びれば、その病は治せるかもしれない。京都発の「世界的スクープ」はそんな希望を抱かせる ▼再生医療には、生命倫理の視点が欠かせない。旧約聖書の創世記によると、神はアダマ(土)のちりで人間(アダム)を形づくり、その鼻から命を吹き込んだという。いま、人類は土を得た。とはいえ、神ならぬ身である。ここは大急ぎで、そして慎重に形にしたい。 【五感】
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