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2007年11月10日「天声人语」中日对照
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作者:bitoc 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-11-17 12:59:13 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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论坛讨论地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=157948&page=1 先頃、友人が仕事で訪れたスペインで災難に遭った。乗っていたタクシーが止まった時、外からドアを開けられ、ひざ元のハンドバッグが消えた。海外ではありふれた手口らしい▼ 一番の心残りは、住所録と携帯電話だという。旅券やカードは再発行できるが、バイクと共に走り去った個人情報は戻らない。異国での不運を知らせるすべさえない相手もいる。結局、彼女は「本当の友からはいずれ連絡がある」と気持ちを整理したそうだ。この際、交遊の濃淡を顧みてみようと▼ 盗みに遭わずとも、住所録をふるいにかける時節が近づいた。今年の付き合いを振り返りながら、名刺の束から住所録に「定住」させる知己がある。目鼻立ちが浮かばず、パソコンの記録から退く名前もあろう▼ お年玉つき年賀はがきが売り出された。民営化された日本郵政グループは、記念の年に、この伝統商品を39億枚さばく。「年賀状は、贈り物だと思う」と広告にある。なるほど、元日の郵便受けにはお義理の「送り物」も多かった▼ 50円で関係が1年延びるなら安い。5円乗せて「カーボンオフセット(温室効果ガス打ち消し)年賀」にすると、寄付金が風力発電などに回る。送受どちらにしろ、温暖化との闘いに参加した気分になれば、義理の賀状にもいくらか潤いが出る▼ 〈賀状書く一筋の縁続きをり〉飯嶋百合子(朝日俳壇)。年に一度のやりとりが、互いの安穏を告げもする。津々浦々、わが名が住所録の棚卸しを生き抜くことを祈りつつ、消去キーに置きかけた指を戻す。
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