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2007年10月05日の「天声人語」

作者:心のふる… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-10-12 8:02:05 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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ぴりりと利かせた風刺は、川柳の命だろう。〈江戸っ子の生まれそこない金を貯(た)め〉も、ワサビの利いた一句である。金離れが良く、宵越しの金など持たない気っ風(ぷ)は、あの時代の粋とされた。

极尽讽刺之意,是“川柳诗”最重要的特点吧。“天生残废江户人/日积月累把钱攒”就是入木三分的一句。那个时代,挥金如土,今朝有酒今朝醉的气度被认为是风流潇洒的。

粋な江戸っ子なら、喜ぶより困ったのではないか。出資法違反容疑で**の捜索を受けた「エルアンドジー」のことだ。ネット上などに独自の市場を開き、そこで使える疑似通貨を、「使っても減らない金」と宣伝して会員を募っていた。

L&G公司因涉嫌违反投资法而接受警方查。该公司在网上等处私设交易市场,宣称该交易市场使用的电子货币为“用而不减的货币”,并以此招募会员。倘若是风流潇洒的江户人,这与其说是一种快乐,不更是一种麻烦吗?

使い切っても、また全額補充してもらえる。その疑似通貨を「円天」と称していて、天から降るカネを思わせる。眉唾(まゆつば)のカネを客寄せにして、巨額のカネ(本物)を集めていた。年利36%の配当をうたって、全国の5万人から1000億円を集めたというから驚く。

用完又会全额补齐的这种电子货币叫“圆天”,让人联想到从天上掉下来的金钱。该公司用殊属可疑的“金钱”引诱顾客,获取巨额资金(真实货币)。谎称红利为年利息36%,据说从全国5万名客户,集资1000亿日元,令人震惊。

集めた金は配当に回し、自転車操業を続けていたらしい。だが資金が尽きたのか、いつしか配当も疑似通貨になった。天から降る金も無尽蔵ではなかったとみえ、今はそれも止まっている。

据说集资款被用作红利的周转金,公司一直处于勉强维持的经营状态。然而,许是因为资金耗尽之故吧,分红也渐渐地(由现金)改为电子货币了。看来,天上掉下来的金钱也并不是取之不尽,用之不竭的,现在老天已经停止掉钱了

金を作るには「三角術」が必要だと、夏目漱石は皮肉っている。義理をかく、人情をかく、恥をかく、の三角だという(『吾輩(わがはい)は猫である』)。さらに道義と順法も欠いた「五角術」が、この会社の錬金法だったのだろう。

夏目漱石曾戏言,生财需有“三‘缺’术”。“三缺”即“缺义理”、“缺人情”和“缺廉耻”(选自《吾是猫》)。若再加上“缺道义”和“缺守法”,便是“五‘缺’术”,即是该公司的“炼金术”了吧。

金銭への淡泊さを粋がりつつ、江戸っ子にも〈これ小判たった一晩居てくれろ〉の本音はあったようだ。冒頭の句からは、小金持ちへのやっかみも透けて見える。隠しきれない人間の性(さが)だろう。そこに付け込む「五角術」が、手を替え品を替え、生き延びている。

以淡泊金钱为洒脱的江户人,好像也会吐露这样的心声:“铜板啊请你陪俺隔一夜”。透过本文开头的川柳诗句,也可以看出人们对于小财主的嫉妒。这就是人类无法掩盖的本性吧。(因此,)利用这一人性(弱点)的“五‘缺’术”才会一再变换手法,并且长盛不衰。

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