打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

2007年10月04日の「天声人語」

作者:未来215 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-10-12 8:01:08 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

论坛讨论地址:

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=153846&page=1

米国のテキサス州といえば、思い浮かぶのはカウボーイだろうか。西部の荒くれ気質でもあるまいが、この州は死刑が飛び抜けて多い。76年に死刑が復活してから400人目の執行があったと、先ごろ報道された。

      若提及美国的德克萨斯州的话,浮现在脑海中的一定是牛仔吧。不会是因为西部牛仔狂放不羁的性格吧,此州的死刑犯出人意料的多。据前几天的新闻报道说,(德克萨斯州)自1976年恢复死刑制度以来,已经有(第)400个人被处决。

 ブッシュ大統領は以前、この州の知事だった。批判されると、「テキサスに来たら人を殺さないよう気をつければいい」と言っていた。西部劇の保安官さながらだが、ことはそう単純ではない。貧困ゆえの犯罪など、米社会の病理が深く潜んでいる

     以前,布什总统曾担任过这个州的州长。当受到指责时他曾说过:“只要来到德克萨斯州后,注意不杀人就好了”。宛如西部剧中的治安官的一般,但事情并非如此简单。因贫困而引发的犯罪等,这种(美国社会的)顽症深深的潜伏在美国社会中。
 

ブッシュ氏が、執行署名に悩んだとは聞かない。転じて日本の歴代法相は、かなり苦悩したらしい。だからだろう。鳩山法相が、「自動的に執行が進む方法はないのか」という趣旨の発言をした。暴言、問題提起、と波紋を広げている。

      没听说过布什总统会为签署处决令而感到烦恼。相反,日本的历代法相,却好像为此深感困扰。也许正因如此吧,鸠山法相所提出的此等宗旨的发言:“没有办法进行自动化处决吗”,却一石激起千层浪,(朝野上下)或是谩骂(信口开河?)或是提出质疑,影响正在扩大。

 「ベルトコンベヤー」「順番通り」などと言葉が過ぎたようだ。だが、法相の苦悩は、遠い世界の話ではない。死刑を命じる大臣の後ろには、主権者がいる。ほかならぬ私たちだ。その、いわば代表として、心の重荷を負うのだから。

       说出“传送带”“按照顺序”等等那样的话好像是有点太过分了。但是,法相的烦恼,并不是遥不可及的社会问题。在下达死刑命令的大臣背后,还有主权者。那无非就是我们。因此也可以说成是,法相身为我们的代表,正在独自承受着沉重的精神负担。

 刑務所で、1500冊もの点訳奉仕をした死刑囚がいたと、矢貫隆さんのノンフィクション『刑場に消ゆ』(文芸春秋)で知った。強盗殺人を犯したが深く悔い、13年間、罪をあがなうように打ち込んだ。

      在监狱中,曾经有过一个独自制作完成1500多册代译点字(盲文书)的死刑犯,这是从失贯隆先生所著的纪实文学“消失于刑场”(文艺春秋)一书中所了解到的。此人为自己所犯下的抢劫杀人罪而深感懊悔,13年之间,如同赎罪般的埋头苦译盲文书。

 執行の日、刑務官たちは緊張でこわばっていた。「参りましょう」と静かに促したのは、囚人自身だったという。法相だけではない。執行する人の重荷も相当なものだろう。悩みを大臣まかせにせず、死刑制度を考えてみたい

      处决那天,行刑官们由于紧张而有点发呆。据说还是犯人自己开口平静地催促道:“(我们)走吧~~”。不仅只是法相,执行死刑的人的思想负担也是相当重的吧。不要把烦恼全部推给大臣,希望都能试着考虑一下有关死刑的制度。

 

[1] [2] [下一页]



打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口