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2007年09月21日の「天声人語」

作者:未来215 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-10-11 20:11:59 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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近未来の悪夢を一つ。凶悪犯(きょうあくはん)が捕まるたび、生い立ちと共に過去の「徳育・とくいく」の成績に関心が集まる。「やっぱり」の事例が続き、徳育不振の子のブラックリストが学校から警 察へ――。幸い、それは取り越し苦労に終わりそうだ。

  

   一个不远的将来的噩梦。每次抓到罪犯,伴随其成长的“德育”成绩便会成为众人瞩目的焦点。“果然・・・”之事例频发,德育不佳的孩子的黑名单从学校交给了警 察--。所幸看似只是杞人忧天而已。


 次の学習指導要領を検討している中央教育審議会が、道徳を新たな教科「徳育」にするのを見送る方向という。安倍首相が設けた教育再生会議の提言は通りそうにない。

 

  据悉,中央教育审议会正在研究探讨下一个学习指导要领,有暂缓考虑把道德列入新的“德育”课程的倾向。安倍首相所拟定的教育再生会议的提案看来将陷入僵局。

 広辞苑の「徳」の項に『徒然草』の一文が引かれている。「人に本意なくはせて我が心を慰(なぐさむ)まん事、徳に背(そむぇる)けり」。人に嫌な思いをさせて悦(えつ)に入るのは徳に反するという教えだ。それは「争ひを好む失なり」、つまり戦いに興じるあまりの弊害(へいがい)だとも説く(とく)

 

  在广辞苑中关于“德”的词条解释中引用了“徒然草”中的一节,“违他人之意,偿悦己之心,有悖于德也”。它教导我们为了一己之愉悦而陷他人于不快,是与德背道而驰的。这便是“好斗必失”,也可以说成是过于沉迷于争斗的一大弊端。



 安倍氏は、戦後レジームなるものに戦いを挑み、政策の幹(みき)や枝葉(えだは)に、復古(ふっこ)の色をにじませた。とりわけ教育改革では思い入れが強すぎ、色使いも塗りも雑になったようである。この秋、紅葉と入れ違うように、政策の枝葉から安倍色が抜けていく。

  

  安倍,向战后体制发起挑战,却让政治之树干和枝叶处处渗透着复古之色彩。特别在教育改革方面主观意志过强,用色和涂抹都变得杂乱无章。今秋,如同与红叶交错而过一般,安倍色正从政策的枝叶中缓缓褪落。

 公共心や品格は、生涯を通じて育み、磨くものだ。大事な子供時代は、成長に応じて親や教師が範を垂れ(たれる)、助言し、人格の離陸を見守る。そういう丁寧なやりとりが要る。検定教科書で教え込み、一律に評価するのは見当違いだろう。

  

  公德心和高尚的品格是需要花费一生来培养,磨练的。重要的孩提时代,伴随着孩子的成长,父母老师应以身示范,细心教导,为孩子的人格起飞领驾护航。此般悉心教导大有必要。以审定的教科书来灌输学生,不分优劣一概而论毫无疑问是有欠妥当的吧。
   

 
もちろん、人間の幹を太くするのはやはり道徳で、そこから国語や算数の枝が元気よく伸びてゆく。大切な幹であればこそ、せっかちな品評や、押しつけの肥料は控えた方がいい。成績表という坪庭(つぼにわ)の外で、大きく真っすぐに育て(そだてる)たい。

  当然,想将人类之树干变粗壮终归还须靠道德,藉此国语和算术才会枝繁叶茂,生机无限的伸展下去。正因为是非常重要的枝干,轻率的品评和强行施加的肥料还是多加控制为妙。在成绩单这样的庭院之外,希望将孩子们培育成粗壮,笔直的参天大树。

 

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