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2007年09月08日の「天声人語」

作者:nandeziz… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-10-11 19:59:31 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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きのうの朝、風雨激しい住宅街を歩いた。道に色々と落ちている。ちぎれ飛んだ緑の葉に、サルスベリが散らした薄紅の花。ひしゃげて裏返ったビニール傘は、持ち主を送り届けて、あるいは道半ばで力尽きたのか。30本まで数えてやめた。

  昨天早上,笔者走过疾风骤雨的住宅区。路上散落着很多东西,像被狂风拧碎吹落的绿叶以及谈红色的紫薇花。看着那被压瘪翻成喇叭花状的塑料雨伞,猜想它或许是为陪主人回家而半途中尽瘁夭折了的。笔者沿途数到第30把雨伞时就作罢不再数了。

 台風9号は、朝夕のラッシュ時に首都圏を直撃した。ニュースの映像では、透明な傘が風雨と苦闘していた。大荒れになると分かっている日こそ、使い捨て覚悟のビニール傘が重宝がられるのだろう。テレビの気象予報士も1本握りしめていた。

  9号台风直接击中了以东京为中心的周围县市,严重影响了早晚上下班高峰。电视新闻的画面上那些塑料雨伞在和暴风雨搏斗着。也许人们知道这一天会有狂风暴雨才特意选择使用这种随用随仍的塑料雨伞吧。电视里那位气象预报员手里也攥着一把同样的雨伞。

 上や横から来るものは安い傘でもしのげるが、足元から忍び寄る水は厄介だ。東京では多摩川が危険水位を超え、世田谷区の740世帯に避難勧告が出た。

  虽然便宜的雨伞也可以抵御来自上下左右的风雨,可是从脚下悄悄逼近的流水就很麻烦了。在东京,多摩川已超过了危险水位,世田谷区有740户人家接到了“避难劝告”的通知。

 そのころから、堤防の内側では30人以上が河川敷などに次々と取り残され、何人かは濁流に消えた。増水する川で、いったい何をしていたのか。実はそこが住所だった。河川敷には路上生活者のテントがたくさんあり、ビラや拡声機で避難を促したが一部が逃げ遅れたらしい。

  与此同时,在多摩川堤坝的里侧有30多人先后因来不及避难而滞留在河滩上,还有几个人被污流浊水卷走了。那么那些人在涨水的河岸边做什么来着呢?实际上,那里就是他们的居所。河滩上有很多无家可归者的帐篷,据说虽曾经散发传单通知并利用扩音器督促那些人避难,可还是有一部分人逃之不及。

 格差が広がる大都市の底に、情報の海から孤立して暮らす人々がいる。約600人とされる多摩川の民もそうだ。彼らの「家」は、流されても被害統計には載らない。社会の最も弱い所を天災は正確に突いてくる。

  在人际差距不断扩大的大都市的底层,生活着一群被信息海洋孤立了的人们。那些生活在多摩川河滩上的约600名露宿者也是其中的一部分。他们的“房屋”即使遭河水冲刷流失也不会记入受灾统计报告中。天灾总是准确无误地击中那些社会最薄弱的环节。

 台風の季節は続く。今回は、走る電車の窓ガラスが割れ、路上の信号機の支柱が折れるなど珍しい被害が出た。そしてホームレスの大量救出劇。都市型災害が新たに残していく貴重な教訓を、ビニール傘のように使い捨てるわけにはいかない。

  台风季节还没有结束。而这次台风带来了迄今罕见的灾情,如正在行驶中的电车车厢玻璃破裂、路边信号灯的支柱被折断,以及大量抢救那些来不及逃难的无家可归者等。这一系列都市型灾害给我们留下的宝贵教训,可不能像塑料雨伞那样随用随仍。

 

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