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2007年09月06日の「天声人語」

作者:nandeziz… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-10-11 19:57:54 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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夏休みが終わる頃、徳島市の動物園で人気者のキリンが死んだ。あまりの暑さに水を飲みすぎたらしい。アフリカ原産でこれだから、ペンギンやシロクマにはひときわ難儀な夏だったろう。ご苦労様でした。

    中小学生的暑假接近尾声之际,德岛市动物园颇招人喜爱的长颈鹿死了。据说是因为天气异常炎热饮水过量而导致死亡的。来自非洲大陆的长颈鹿尚且如此,可想而知对那些企鹅和北极熊来说今年是个多么难耐的苦夏。动物们,辛苦了!


 「場違い」な境遇で懸命に生きる動物には、哀れが漂う。このほど目にした「南極の豚」の写真に、その思いを強くした。1959年秋に日本を出発した第4次観測隊の逸話である。

    从这些在“离乡背土”的环境中奋力生存的动物身上,让人感到怜爱可悲。前不久看到的《南极的小猪》那张照片,更加剧了我的此种感受。这是1959年由日本出发前往南极的第四次考察队的一段逸事。


 寄港地のケープタウンで生後1カ月の子豚を2匹買った。つがいを昭和基地で繁殖させ、新鮮な食肉を得るつもりが、手違いで2匹とも雌。残飯で育てるうちに情が移り、誰もトンカツにしようとは思わなくなる。雪嵐の4月に1匹が凍死、翌日、連れが後を追った。

    考察船在南非开普敦港口中途靠岸时,队员们买了两只出生后一个月的小猪。本来是打算带回这一对雌雄猪在日本的南极考察站昭和基地繁殖、由此获取新鲜肉食的,可是阴差阳错买回来的两只都是母猪。在每天以大家的残羹剩饭饲育的过程中日久生情,再也没有谁想要拿它们做炸猪排了。在暴风雪的四月天里,其中的一只冻死了,第二天,它的伙伴儿也追它而去了。


 南極で越冬した同僚によると、生鮮食品は今も貴重だ。電灯光で育てたキュウリは1本を40人分に切り、プチトマトは4等分したという。失敗した豚の飼育計画は、越冬報告で遠慮がちに触れられた。あとは、雪まじりの岩場を「散歩」する2匹の白黒写真が残るだけだ。

    据在南极经历过冬季的同事说,生鲜食品至今仍珍贵难得。以至于用电灯光培育出来的黄瓜要切成40份、迷你番茄也要切成四瓣来吃。在考察队的越冬报告里,对养猪计划的失败讳莫如深,只附上了一张那两只小猪在冰天雪地岩石嶙峋的山坡上“散步”的黑白照片了事。


 極地の環境を守る国際ルールにより、南極には動植物を持ち込めなくなった。極地ならずとも、人の手で海を越える生物は生態系を乱す。日本の山川では、アライグマやブラックバスなど生命力の強い外来種が幅を利かせている。

    依保护极地环境的国际条例规定,目前已不允许将动物带进南极。即使不前往极地,人为地让动物穿洋过海必定破坏生态环境。像浣熊以及黑鲈鱼等生命力顽强的外来血统动物,正在日本的山山水水之间扰民逞狂。


 最強のヒトはどうだろう。科学の力であらゆる自然環境に適応し、地球のどこにでも住める。だが動物にはない文化の壁ゆえに、強いだけでは異郷になじみ難い。里帰りの多い横綱が、身をもって示した通りである。

    那么最强悍的人类如何呢?人类借助科学的力量能够适应任何自然环境、能够在地球上任何角落居住。然而,人类要面临动物界不存在的文化隔壁,因而仅仅强悍仍难免不服异乡水土。这一点,频繁返归故里的大相扑横纲以身做出了示范。

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