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[东京爱情故事]脚本

作者:贯通日本… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2007-8-8 23:41:53 文章录入:阿汝 责任编辑:阿汝

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Pages :[12  3  4   共 52 楼
#1 作者:青岛 2004-5-9 23:58:00)

东京爱情故事 脚本
至今各大日语论坛中没有发现《东京爱情故事》的剧场脚本。
此脚本为贯通独创,会员请自觉,不要拷贝到别的论坛。谢谢合作。
TOKYO LOVE STORY PART 1-1...
羽田(はねだ)完治(かんじ)
永尾 : あ, もしもし永尾完治です. はい, あ 今はねだ着きました.
はい --- ? 迎えの方が? スミマセン,あの -- 空巷到着出口に女性--
はい, 紺のジャケット, はい--
かんじ : 紺のジャケット---
リカ: カンチ! ナガオカンチ!
リカ: カンチ
かんじ: は,はい,
リカ: ナガオカンチ!
かんじ: ながお 俺です
リカ: カンチくん?
かんず: はい, あ, いいえ.ながおかんじです.
リカ: あ,. いるんなら早く言ってよ.---事業部の赤名リカです.
荷物それだけ?
かんじ: はい
リカ: 倉庫行って商品の積こみしなきゃいけないの 付き合って
男 : 以上です
かんじ: あの, 終わりました..
リカ: ありかどう,行こっか?
かんじ: はい--
リカ: どした?
元氣ないな, 聲に
かんじ: そうですか?
リカ: 1)八月三十一日の小學生 みたい,
なんか東京にヤなことでもあるの?
かんじ: -- ヤなことつ--か, ちょっと不安なのかな.
リカ: どうして?
かんじ: それは, やっば不安ですよ,
えひめから一人出てきて,東京で何があるかわからないし
リカ: そんなの,何があるかわからないから,元氣出るんじゃない.
かんじ: そ-ゆ-ものなのかな
リカ: 大丈夫,笑って笑って
今この時の爲に, 今までの色んなことがあったんだってそんな冬に
思えるように
だから, バッジをつけて
かんじ: バッジ?
リカ: その日その日の思い出を,ピカピカのバッジにして,
胸に沾って步いてく
ね?
かんじ: はあ--
リカ: 元氣?
かんじ:もう, 2) 一學期の終業式の小學生 みたいに
リカ: うん, 行こっ
かんじ: はい..
タイトル MUSIC..
TOKYO LOVE STORY PART1-2...
リカ: ウチの營業, キツイよ..
和賀:(以下わが) 來たか.
かんじ: あ, はい, よろしくお願いします.
わが: お袋さんからミカン届いたよ.お礼言っといてくれ
かんじ: はい
わが: これが最初の一枚だ
かんじ: え?
わが: サラリ-マンの辭令ってのは四枚あるんだよ. 會社に入る時,
偉くなる時,トバされる時,辭める時
かんじ: あ
わが: 淋しいもんだ.ウチの渡邊(以下のぼる)だ
かんじ: よろしくお願いします.
のぼる: よろしく.
わが: ま,わからないことがあったら,こいつに聞け,
敎えられえた逆のことをすればいい
のぼる: あ, ヒドイ
わが:氣合い入れてけよ.
かんじ: はい
リカ: じゃ,またね
のぼる: あいつと知り合いなの?
かんじ: さっき, ちょっと
のぼる: あんまし關わんね-方がいいぞ, あの女と
かんじ: どうして?
のぼる: そのうちわかるよ
女 : はい, もしもし
みかみ: 勝手に出るなよな
女 : 誰よ, おんなんでしょ?!
みかみ: はい, ---------- よぉ, かんじか
かんじ: 今日こっち着いたから---何だよ,いま電話に出たのは
みかみ: ネコだよ
かんじ: おまえうちのネコは電話に出るのか--明日,
三上も來るよな,同窓會
みかみ: ああ
かんじ: ---あ,あのさ,あいつも來るのかな?
みかみ: 誰?
かんじ: だから, 安西とか-----あと,關口とか..
みかみ: あぁ, 関口ね, 来るんじゃにかな?
かんじ: おまえらこっちで逢ったりてるんだろ?
みかみ: いや -- あいつ,俺のこと嫌ってるからな
かんじ: そんなことないだろ, 昔っからの友達なんだから
みかみ: あいつは友達じゃない.
かんじ: 何だよ.
みかみ: 女..
かんじ: ふ--ん,そんなもんなのかな
女: みかみ..
みかみ: ま, いいさ, そんなことは --- あぁ, じゃ明日な..
わが: 赤名, おまえ春のキャンペ-ンの擔當だったよな?
リカ: はい
わが: うちの新戰力に事業の仕事をオオマカ敎えてやってくれないか?
リカ: はい, よろしくね, カンチ
かんじ: カンチ? あの俺の名前はカンチじゃなくて完治なんだけど.
リカ: でも,私の小學校の同級生にも田村完治ってゆ--子がいたけど
その子がみんなからカンチって呼ばれてたよ.
--------------------------- PART 1-2 END
[此贴子已经被作者于2004-5-10 0:44:36编辑过]
#2 作者:青岛 2004-5-10 0:17:00)


TOKYO LOVE STORY PART 1-5
綠(みどり) : 自分で買う花ほど悲しいものはないね.
せっかくの二十万のス-ツも見せる男がいないし
リカ: そんな高い服着て, ジンマシン出ない?
みどり: サボテン?
リカ: うん
みどり: 變わった趣味してるね ----- じゃ, 私歸るけど
リカ: うん, 家歸ってもヒマだし, 映畵でも觀てくよ.
みどり: 明日は飮みに行こうね.
みかみ: これで新しいの買って
リカ: アイタ
リカ : !! 何よ..
みかみ: あ, いや ------
さとみ: 來ないのかな?
まりこ: 誰?
さとみ: うん --- 三上くんとか..
まりこ: もう來ないんじゃない?
さとみ: そう --
盛田 : 關口, 男出來たか?
さとみ: 何よ, 急に
盛田 : 隱(かく)すなよ, どうなんだ.
じゃ, こうしよう多數決 --- 關口に男が出來たと思う奴
盛田 : ホラな, じゃ出來てないと思う人!
リカ: え, こんなに一杯いるんだ----
かんじ: げっ..
リカ: カンチ!
リカ: どしたの, こんな所で.
かんじ: それはこっちの臺詞だ
かんじ: 知り合いだったのか?
みかみ: さっき街で引っかけた.
リカ : 引っかけたんじゃなくて, ひっくり返したんでしょ.
みかみ: そっちは?
リカ: カンチの彼女
みかみ: へ --
かんじ: 近うだろ.
みかみ: 行こうぜ
かんじ: 二次會の店決まってるんだよ.
みかみ: 構わね-よ, あんな連中, 今日はおまえと飮む爲に來たんだ.
--------------------------------PART 1-5 END
TOKYO LOVE STORY PART 1-6
かんじ: またおまえのせいで友達失くしたよ
みかみ: ハハ, そういえば高校ん時からそうだったよな.
かんじ: おまえが泣かせた女の子, 一人一人慰めて回ったこともあった.
リカ: ふ-ん, ほとんどタマネギとハンカチのような關係だったんだね.二人は.
かんじ: あのな
さとみ: でもね, 永尾くんが慰めてあげた娘は,
その後みんな永尾くんを好きになってたんだよ.
かんじ: 噓, 俺はそんないい目にあった覺えはないぞ
みかみ: それはおまえが鈍感だからさ
さとみ: でも,なんか嬉しいな.
かんじ: 何が?
さとみ: ちょっと不安だったんだ, 五年も逢ってなかったし,二人と逢っても.
あの頃みたく話せないんじゃないかなって思ってた.
かんじ: それは俺もそう, 關口が腰にスカ-フなんか卷いてきたら,
どうしようって
さとみ: 似合わないって
さとみ: ねぇ, 覺えてる? 一度三人で學校サボって, 海見に行った時のこと.
みかみ: え? あぁ ---- チョット
尙子(なおこ) : !..
みかみ: 驚いた.
なおこ: 何よ..
みかみ: ずいぶん變わるんだな. 晝と夜とじゃ.
大學で見た時はただの優等生のお孃さんだと思ってた.
リカ: どしたの?
さとみ: ---- え? , 何?
リカ: 妬いてるみたい.
さとみ: 三上くんに? まさか, 昔っからそうだもんね?
かんじ: みんなよく言ってた, 三上の人生にベッドシ-ンは あっても,
ラブシ-ンはないって
さとみ: そう, だいたい何で私が三上くんのことで
リカ: そ, じゃ私の見間違いだ.
さとみ: --- あ, そうだ, 永尾くん, ピンポン
かんじ: え?
さとみ: さっきの ---
かんじ: あ -- いないんだ? 彼氏
さとみ: 永尾くんってね, いつも私の悲しいのとか淋しいのとか,
そんな氣持をヒョイッてすくいあげてくれてたの.
ホント, 三上くんとは全然正反對
リカ: ふ - ん ---
--------------------------------------------PART 1-6 END
#3 作者:青岛 2004-5-10 0:25:00)


TOKYO LOVE STORY 1-7, 1-8
みかみ: 大學の硏究室で一緖なんだよ, 今の娘
みかみ: 高校ん時と同じだな?
俺が女の子誘ったりしてると,なんか背中に冷たい視線を感じてさ,
何だろって振り向くと, いつも關口が蔑むような目で見てた.
相變わらずだ, 關口の潔癖症は不治の病かもな.
(相(あい)變(か)わらずだ??)
かんじ: 三上
みかみ: いい, 俺が出るよ.
ここ, 永尾の奢りな?
かんじ: お, おい待てよ ---
リカ: 彼のこと嫌いなの?
さとみ: ---嫌いってゆ-んじゃないけど, 三上くんといるとイライラするの.
リカ: でも, いいよね, 同級生と今でも逢ったり出來るのって.
さとみ: そ - ゆ - の無いの?
リカ: 私の友達はみんな海の向こう
さとみ: 海外に住んでたんだ? 私なんかどっちかっていうと,
そっちの方が羨ましいけどな,
リカ: あ, ねぇ, 電話番號敎えて?
さとみ: うん ---
かんじ: 歸ったよ --- 關口に謝っといてくれって
さとみ: 噓, 三上くんがそんな氣遺うわけない.
かんじ: あ --
さとみ: ありがとう.
さとみ: あ, ありがと
リカ: 小さな親切,大きな下心
かんじ: あの, 俺に何か恨みでもあるんですか,あなた ---
かんじ: もしもし
リカ: はい, もしもし
かんじ: 俺に何か恨みでも -------
リカ: ガチャン
かんじ: 切るな
リカ: あ,そうだ, カンチ, これあげるね.
かんじ: 何,君の電話番號なんか ----
リカ: いいからいいから
かんじ: はい, 永尾です..
リカ(聲): わ - た - し.
かんじ: -- 赤名さん?
リカの 部屋
リカ: よく判るね, あ, 私のこと好きなの?
永尾の部屋
かんじ: スイマセン, 間違い電話でした
リカ: あ-っ
かんじ: 何,今歸ったトコ.
リカ: うん --------- ねぇ, 彼女のことなんでしょ?
かんじ: え?
リカ: カンチの靑春の一ペ-ジ目って, さとみちゃんのことなんでしょ?
かんじ: --- どうして?
リカ: そりゃあ判るよ,顔に書いてあったもん ----------
ねぇ, それ, 私が讀んであげようか? 彼女の前で.
かんじ: あ?
リカ: 自分じゃ言い出せないんでしょ?
好きって一言が早口言葉五百個言うよりも難しい時ってあるもんね
かんじ: 大きな御世話です.
リカ: 何で, この私が戀のキュ-ピットになってくださるのよ.
かんじ: 自分に敬語を使うなよな.
リカ: だから ----
リカ: あ--
かんじ: え, もしもしもしもし
リカ: もしもし, ごめん, もしもし..
永尾の部屋
かんじ: チクショ --
電話: はい,もしもし
かんじ: あのね, 俺を新入社員だと思ってからかってるわけ
さとみの聲: あのどちらにおかけでしょうか? 關口ですけど
かんじ: え, 關口 ------- !?
みかみ: へぇ- , 偉いね.
なおこ: 何するのよ
みかみ: 昨夜あれから何處行ったの?
知りたいな, どっちの君が本當の君なんだ?
なおこ: 放っといてよ.
みかみ: よそ見してる女をこっちに向かせるのが趣味なんだ,
風見鷄みたいなもの
なおこ: 風見鷄は風が吹いてくる方に背中向けるものなのよ
言っとくけど, 私あなたみたいな男,
大嫌いだから.
みかみ: みんなそう言うよ.
景子(けいこ) : 永尾さん, 愛媛ですよね?
かんじ: そうだよ..
のぼる: 愛媛ってあれだろ? 成人式に足に紐つけて塔の上から飛び下りる
儀式があるんだろ?
かんじ: あるわかないでしょ
けいこ: 中途人社でしょ?
かんじ: そ, 向こうで, 度就職したんだけど, やっぱこっち來たぅて
けいこ: ホントは社內戀愛で問題起こして居辛(いづら)くなったとか?
私と問題起こしません?
かんじ: え.
のぼる: 永尾, こ-見えて手早いんだよな.
のぼる: 赤名リカ
けいこ: え, 永尾さん, あの人と何かあるんですか?
無し 無し
のぼる: よせよ, あの女だけは --------- 出來てるってうわさなんだから.
かんじ: は?
のぼる: 部長とあの女
かんじ: また..
のぼる: 火の無い所に煙はたたないってな
かんじ: 火の無い所でも放火するクセに
のぼる: な?
かんじ: 何..
かんじ: 何?
リカ: 何?
かんじ: 何って, 呼んだろ?
リカ: 手首の運動してたんだけど.
かんじ: ---- あ,そうだ, 昨夜のあれ, 關口の電話番號だったじゃないか
リカ: そうだよ, かけたの?
かんじ: かけたのって, かけたよ, 知らなかったから
リカ: どうだった?
かんじ: どうだったって
リカ: どうしたの?
かんじ: どうしてのって ------ 夜, 待ち合わせしてっけど-----
リカ: やったじゃん, 何處何處?
かんじ: 敎えない.
リカ: 何で
リカ: もしもし
かんじ: プ-プ-プ
リカ: 誰と話し中なのよ.
かんじ: 敎えると, 冷やかしに來るだろ
リカ: そりゃあ行くよ
かんじ: だから
リカ: じゃあじゃあさ, 顔に書いといてあげるよ, 僕は,君が,好きだ..
#4 作者:青岛 2004-5-10 0:42:00)


TOKYO LOVE STORY 1-9
幼稚園
ときこ: さとみはね, ここ一番隙が無いからダメなのよ.
さとみ: 隙?
ときこ: そう, 隙を作らなきゃダメ, 男が "好き"って言えるように
さとみ: 大きなお世話
ときこ: だってさとみがデ-トするなんて初めて聞いたもん
さとみ: だって同級生だよ, そんな大事件?
ときこ: 向こうはさとみのこと好きかもよ
さとみ: まさか
みかみ: ここ, 何時に終わる?
さとみ: え?
みかみ: 待ってっから
さとみ: 永尾くんと約束があるの
みかみ: 永尾と? なら三人で
さとみ: そんな困る----
みかみ: 待ってっから
ときこ: ねぇ
道路
みかみ: まだ怒ってるのか?
さとみ: !? な, 何---
みかみ: 動かないで----はい
さとみ: あ--
みかみ: 變わってないな, 卒業アルバムのまんまだ
さとみ: -------- どうしたの?
みかみ: ん?
さとみ: 急に誘ったりして
みかみ: 何か問題ある?
さとみ: だって今までこんなことなかったじゃない,
五年も前からお互い東京にいて
みかみ: 忘れてたからな
忘れてたハズだったんだけどな
さとみ: え---
さとみ: ごめん, 三上くん, 急に來ちゃって.
みかみ: 惡いな.
(貫通日本語)
ハ-トスポ-ツ. 事業部
リカ: はい事業部--- あぁ, どう, 順調? -------- え?
同,營業部
リカ: あ--
わが: 赤名----ん, どうした?
リカ: 運搬中のトラックが首都高で事故を
わが: 運搬中? 今夜のキャンペ-ンのか?
リカ: はい, ラケット關係は別便で屆いてるんですけど, ウエアがまったく
わが: 事業部には誰もいないのか?
リカ: 全員, 會場の仕切(しき)りで----
二次會は私が しきります.
幹事の しきりが惡い.
倉庫の方にサンプルが幾つか殘ってるハズなんですが
わが: 判った, ウチの連中にも連絡取ってみる. 發表は何時だ?
リカ: 九時です.
わが: あ, もしもし和賀だ
わが: どうした? 早く行け.
リカ: あ, はい.
かんじ: ヘタクソ
さとみ: あ-, じゃあ永尾くん, やってみなよ.
かんじ: 俺はもうピョンピョン, バッタみたいに跳んじゃうよ.
さとみ: 一 二 三 四 五!, スゴ-イ
じゃあ, 今度は三上くん
みかみ: 僕はいいよ, 永尾に花持たせてやる.
かんじ: そんなとげある花いらね-よ.
さとみ: 三上くん.
みかみ: しょうがね-な-
その代わり, 僕が勝ったら, 關口は僕のものな?
さとみ: 一 二 三 四 五---
かんじ: 六.
みかみ: ハハ, 勝っちゃったよ
かんじ: 永尾ですけど.
リカの聲: カンチ!?
かんじ: え-----
ハ-トスポ-ツ 事業部
かんじの聲: 何かあったんですか?
リカ : 今何處にいるの!?
TOKYO LOVE STORY 1-10
かんじ: ちょっと會社の方がトラブっちゃってさ,
さとみ: え, 行っちゃうの-------
かんじ: ごめん, あとは二人でさ
みかみ: 時間かかるのか?
かんじ: さあ..
みかみ: 昨夜の店にいる. 仕事が早く終わったら來いよ,
その方が關口もさ.
かんじ: いいの?
さとみ: うん, 待ってる.
かんじ: じゃ, 惡いけど.
さとみ: 早く戾って來てね?
イベント會場 外
リカ: まだ?
みどり: うん.
リカ: カンチ--
イベント會場 外
みどり: リカ, 營業の永尾さんから!
リカ: もしもしカンチ?!
道路,ライトバンの中.
かんじ: はいはい, 迷子(まいご)の永尾くんです..
リカ: 何呑氣(のんき)なこと言ってんの, ばか.
かんじ: 焦ってもしょうがないだろ, いま, 神泉ってゆ--所にいるんだけど.
リカ: 神泉? もうすぐよ!
かんじ: もうすぐつっても, これ以上わからないんだ.
ナビゲ-タ-になってよ.
リカ: うん,判った-----え-とね, その先に交差点が見えるでしょ?
とりあえずそこを左
かんじ: O.K
イベント會場 外
リカ: 方向音痴.
TOKYO LOVE STORY 1-11
リカ: もう頭ん中,ダイハ-ドとインディジョ-ンズ
いっぺんにやってるみたいだったよ
かんじ: そりゃ大變だったな
[きのう歸る時, 地下鐵が停電して大變だった.]
[きのう接待が長びいて, 家に歸ったのが夜の2時!]
リカ: そんな時にカンチ, よくあんなマイペ-スでいられるね?
かんじ: それは僕にノロマだって言いたいわけ?
リカ: うぅん, そ-ゆ-のって, いいと思うよ----
---うん, さとみちゃんが言ってた通り.
かんじ: 三上と關口が昨夜の店で待ってるんだ. 行かなきゃ.
リカ: そ---じゃ, ここで.
かんじ: あぁ. 一緖に來ないか?
リカ: いいの?
かんじ: 今日のお禮に
リカ: こちらこそ.
バ- "ゼルダ" 店中
カウンタ-で飮んでいるさとみと三上
みかみ: ---永尾がいなくなった途端,默りこむんだな?
みかみ: 高校の時からそうだった-----
さとみ: ---- 怖かったのかな..
みかみ: え?
さとみ: 三上くんと二人きりになるのが.
みかみ: 僕のこと, そんなに嫌いだったのか?
みかみ: 永尾によろしくな.
さとみ: 嫌いになんか.
   嫌いになんか ならなかったわ
嫌いになれたら, どんなに樂だったろ---
みかみ: え--
さとみ: --- 五年前, 東京出てくる時,
驛までの櫻竝木を步きながら思ったの.
胸の奧ん所でしがみついてる思い出,
全部忘れちゃえった
道路
リカ: あ, 今夜は星が出てるよ.
かんじ: そりゃ出るよ, 夜なんだから.
リカ: 違う, 東京で星が見えることなんて珍しいんだよ.
かんじ: そうなんだ----
リカ: ひとつ, ウチに持って歸りたいな.
バ-, \'ゼルダ\'
さとみ: もうみんな, 星みたいに變わらない距離でいれたらいいのにな.
かんじ: あ, いたいた
さとみ: 三上くん-----?
みかみ: 僕, ずっと關口に嫌われてるとばかり思ってた---
一番ずるいのは關口, おまえなんじゃないのか?
さとみ: だって三上くん, あの頃は----
みかみ: あの頃, あの頃って, そんなこと言ってそのうちに
今があの頃になっちまうだろ!
TOKYO LOVE STORY PART 1 FINAL
さとみ: 私のことなんか好きじゃないクセに
みかみ: 僕は----
さとみ: いけないよ.
いけないよ, 私は三上くんには似合わないんだよ.
リカ: カンチ
かんじ: な?!
リカ: 逃げろ!
かんじ: え
リカ: 早く!
リカ: ダメ, 止まっちゃ
かんじ: 何
リカ: 追いかけて來る.
かんじ: え
リカ: 振り向いちゃダメ
かんじ: 何處行くんだよ
かんじ: あ?
リカ: 走って走って
ビル
リカ: --- 私ね.
カンチが三上くんたちと仲良く話してるの見てて, 羨ましかった.
私, 小さい頃から轉校ばかりしてたし,
十代の頃はずっと海外にいたから, 昔っからの友達っていないんだ
仲良くなった友達たちも, 今は何處で何してることか
でも, 淋しいわけじゃなくって.
例えば淋しいことがあっても, 眠れない夜があってもさ,
そんな夜にはこうやって星空を見上げる.
見上げた星空は一つなんだ.
星空 その下で, 二人
かんじ: ん? また顔に何か書いてある?
リカ: \'書いてある\', \'この娘, 俺のこと好きなのかな\'
って考えられないの?
リカ: なんか, これじゃいつまで經っても歸れないね
かんじ: そんな夜もあるよ.
リカ: うん---じゃ, こうしよ, せ-ので一緖に後ろ向くの.
かんじ: O.K
リカ,かんじ: せ-の-
かんじ: あ, ずるいな
リカ: ---カンチ
かんじ: 何?
リカ: カンチ
かんじ: 何だよ.
リカ: カンチ
かんじ: だから何
リカ: カンチ
かんじ: え
リカ: 好き
かんじ: ?!
リカ: あ, 言っちゃった--------あ-あ, 悔しいな
かんじ: な, 何だよ, 急に--
リカ: おやすみ
かんじ: お, おい, 待てよ---
-----------------------------------PART 1 FINAL END
#5 作者:青岛 2004-5-10 21:11:00)

第2集
TOKYO LOVE STORY 2-1
PART 2 - 1
リカの部屋(朝)
リカ: おはよう.
リカ: わっ, 冷たい-----きゃ------ひっ,冷たい.
道路
リカ: カンチ
かんじ: あ, おはよ
リカ: ね, あれあれ
かんじ: ん
リカ: あれ取って
かんじ: 何をど---すれば, こんな所に靴が引っかかるワケ?
リカ: 天氣占い.
かんじ: はい.
リカ: へぇ, やっぱりいちおう男なんだ.
かんじ: 前から思ってたんだけど, そのデカい布, 何入ってんの?
リカ: 愛と希望------あ-あ, ちょっと寢不足
回想 リカ, 永尾キス
リカ: さっき逃げようとしてた
かんじ: え
リカ: 私が聲かけなかったら知らん顔して行こうとしてた
かんじ: 氣付かなかっただけだよ.
リカ: あ-あ, 逢いたくなかっただって, ふ-ん
かんじ: 勝手に讀むな----だってホラ, 急にあんなことするから.
リカ: 私, トラック持ち上げたり, タバスコの一氣飮みしたりしたっけ?
かんじ: ---キス
リカ: あ
かんじ: 何で
リカ: 私のバレンタインデ-は年中無休だもん
かんじ: 義理のキス, か
リカ: え?
かんじ: 關口と三上のあ-ゆ-の見たから, だから俺に同情して--
リカ: --怒るよ.
かんじ: じゃ, 何で
リカ: そんなの電話帳二百五十冊分しゃべっても設明出來ないよ.
だって,ね
-------------------------------- 2-1 END..
TOKYO LOVE STORY PART 2-2
音樂
みどり: なんか機嫌いいね.
リカ: そお?
みどり: ワ-プロがサンバのリズムになってた
リカ: チャチャチャラチャチャッ, ってやらせないでよ.
リカ: おはようございます.
わが: 春のキャンのサンプルが屆いたから, 事業の方でチェック賴むよ.
リカ: はい
倉庫
リカ: これ全部ですか.
わが: これ全部だ
リカ: 一日じゃ終わんないな.
わが: 石井, 俺のデスクに赤い表紙の書類があるから持って來てくれ.
けいこ: はい
リカ: あ, 商品別に振り分けてないんだ, 時間かかりそう--
わが: 無理するなよ.
リカ: はい, 判ってます, ノンビり片付けます.
わが: 相談相手ぐらいにならなれると思う.
どうだ? 久し振りに飮みにでも.
リカ: それって, 上司と部下として?
わが: どちらでも.
リカ: どしよっかな.
わが: 迷うフリしてくれて嬉しいよ---昨夜は御苦勞だったな.
あ, これは部長としての言葉だ.
リカ: はい
かんじ: --おまえはいつだって, いきなりなんだな.
みかみ: 昨夜どしたの?
かんじ: あ?
みかみ: 待ってたんだからな, 關口と.
かんじ: あ---仕事な拔らんなくてさ.
みかみ: あいつ, おまえがいないと機孃惡くてな,苦勞したよ.
かんじ: ---
みかみ: やっぱおまえの方が關口の扱い上手いよ.
回想
さとみと三上のキス
かんじ: ----じゃあ, おまえ關口に何で-------
みかみ: ん?
かんじ: ----いや, 何でもない.
みかみ: 何だよ, 言えよ.
かんじ: ----
のぼる: 何, 永尾の友達か? はじめまして, 渡邊です.
みかみ: 向こう行っててくれないか,あんなに話はないんだ.
のぼる: え
かんじ: --------- 俺もおまえに話はないよ.
みかみ: !
かんじ: 行こう.
みかみ: --------- ?
みかみ: あ, 君か -----
リカ: カンチ, 知ってるよ.
みかみ: え?
リカ: 昨日の夜のこと.
みかみ: 昨日の夜?
リカ: 誰も見てないと思った?
みかみ: -----------
----------------------------------------- PART 2-2 END..
TOKYO LOVE STORY PART 2-3
永尾のマンション.外景 (夜)
同,永尾の部屋
かんじ: !? --------只今留守にしております.
御用の方はポストに御傳言を------
リカ: グラス貸してくれない? ついでに氷と
かんじ: ここ, 何で?
リカ: この人に聞いたの?
かんじ: !
リカ: お邪魔します.
リカ: あれ,もしかして今さとみちゃんに電話してたトコ?
かんじ: 違うよ.
みかみ: 聞いたよ.
かんじ: え?
みかみ: 見たんだってな.
かんじ: 何を------え!? しゃべっなのか!?
リカ: ( 冷蔵庫を開けて見ながら)何にもないね. ここんち
かんじ: ----------
みかみ: 言い譯考えてないんだよな, 何から話せばいいんだ.
かんじ: ----------
みかみ: そんな不思議なことか?
かんじ: ----------
みかみ: いつものことだろ? 俺らしいと思うだろ?
かんじ: 相手が違う.
みかみ: ----------
かんじ: いつもとは違う, 關口なんだ.
みかみ: ----------
かんじ: あいつはおまえの淋しさをいやすオモチャじゃない.
好きでもないのに, そんな簡單に-----
みかみ: 俺, あいつが好きだ.
かんじ: !
みかみ: あいつに傍にいて欲しい, 世界中でたった一人,
あいつだけを愛してるんだ.
かんじ: --------
みかみ: なんて言い譯だったら, 納得出來るか?
かんじ: -------
みかみ: あいつ, キスしたら泣き出したよ.
俺のこと, よっぽど嫌いだったんだな.
かんじ: ---------
みかみ: あれ, 初めのキスだったんじゃね-か?
永尾, おまえはまだ手出してないんだろ?
かんじ: !
リカ: お待たせ, お湯割りの方がいいよね.
リカ: カンチ?
かんじ: ---------ツマミ買って來る.
リカ: 三上くも飮めば, あったまるよ.
みかみ: ------- あいつ, 本氣で關口のこと好きなんだよ.
リカ: あいつだけじゃないでしょ?
みかみ: ?
リカ: 本氣なんでしょ? 三上くんも.
みかみ: 永尾とはさ, 半ズボン履いてる頃からの付き合いなんだ.
リカ: 三上くんが? 想像出來ない.
みかみ: 小學校, 中學高校, 信じられる友達はずっとあいつだけだったよ.
リカ: -----
みかみ: なのに, あいつが關口のこと好きだって知ってて, キスした.
リカ: それって, いけないこと?
みかみ: え?
リカ: だって, 三上くんがキスしたのは,
カンチが好きなさとみちゃんじゃないでしょ?
みかみ: ---------------
リカ: 三上くんが好きなさとみちゃんなんでしょ?
みかみ: まさか-----永尾から聞いてるだろ?
俺は遊びでしか女と付き合えない男なんだ---
リカ: 噓.
みかみ: -----
リカ: 噓ついて, わざとカンチ怒らせて, 彼女讓ろうとしてる.
みかみ: 考え過ぎだ.
リカ: あ,そ
みかみ: 永尾のこと, 好きなのか?
リカ: 好き.
みかみ: そっか------ いいのか? あいつは關口のことが
リカ: だから?
みかみ: --------- そっか, 關係ないんだ, そんなこと.
------------------------ PART 2-3 END..
#6 作者:青岛 2004-5-10 21:24:00)


TOKYO LOVE STORY PART 2-4
さとみ: はい, 關口です----
かんじ: あ, もしもし ------ 永尾.
さとみの部屋
さとみ: あ.
かんじ: 寢てた?
さとみ: うぅん-------あ, 今ね, 電話のベルが鳴った瞬間,
あ, 永尾くんかな, って思った.
かんじ: え, 何で?
さとみ: ベルが永尾くんぽかった,プルルル,って
かんじ: まさか
さとみ: よく電話くれたよね. あの頃.
かんじ: そうだっけ!?
さとみ: そうだよ, 私が元氣ない時はいつも,
これ以上ないってタイミングで.
かんじ: そうだっけ---------え, 今,元氣ないんだ?
さとみ: うん, でも永尾くんの聲聞いたら元氣出た.
かんじ: 俺はユンケルかよ---------何かあったのか?
さとみ:---------
かんじ: あ, いや, 話したくないんならいいけど------
みかみ: -------あれから三上くんと逢ったりした?
かんじ: え, あ, ああ
さとみ: 何か言ってた?
かんじ: ----- 別に何も --------- 三上がどうかした?
さとみ: うぅん ---- 私やっぱり好きじゃない,
三上くんのあ-ゆ-女の子と輕く付き合ったり出來るのって
かんじ: じゃあ何であんなこと----
さとみ: 何?
かんじ: ----あ, いや ------ あ, 關口さ, 明日どうしてる?
永尾の部屋
リカ一人
リカ: あ, い歸り
かんじ: ----あいつは?
リカ: 歸った.
かんじ: 何か言ってた?
リカ: うぅん--
かんじ: そ-----
リカ: 良かったね, 疑いハレて.
かんじ: ん?
リカ: カンチはおいてきぼりにされたわけじゃなかったんでしょ?
三上くんとさとみちゃんに.
かんじ: ?
リカ: でも私, 白旗あげるつもち無いから.
かんじ: ------
リカ, 立つ.
リカ: 歸る.
かんじ: 送って行こうか, 驛まで
リカ: いい
かんじ: けど
リカ: いいの
二人, 玄關に.
リカ: ね, 明日ど-してる?
かんじ: 明日---ちょっと
リカ: そっか-------じゃ, これあげる.
と, バッグから二枚のツケットを出す.
-----------アイスホッケ-の試合
リカ: ウチが協贊やってるんだ. さとみちゃんと行ってきなよ.
----------------------------- PART 2-4 END
TOKYO LOVE STORY PART 2-5
かんじ: 待った?
さとみ: 私も今, でもまだ約束の十分前
かんじ: あ
さとみ: 二人とも, 氣が早い------------あ
かんじ: ん?
さとみ: 靴のヒモ
かんじ: あ
同,スタンド
試合,前
さとみ: 永尾くんと三上くんはね,足元を見ればどっちか判るの.
かんじ: ?
さとみ: 踵(かかと)をいつも踏んでいるのが三上くん,
靴のヒモがほどけてるのが永尾くん.
かんじ: なんか二人とも, だらしなかったんだな.
さとみ: いいじゃない, 男の子なんだから.
かんじ: 二十四にもなって男の子じゃな---
あ,でも關口も, やっぱ女の子って感じだな,
俺だちから見たら.
さとみ: あ, 傷つく
かんじ: 自分から先に言っといて.
さとみ: 男の子はいいの.
出入口から現れるリカ
リカ: カンチ!
かんじ: リ, リカ! な,何で?
さとみ: こんにちは, 見に來たの?
リカ: この試合,ウチで仕切ってて,今さっきまで仕事してたの.
さとみ: そうなんだ--------あ,ここ座れば?
リカ: 間入っちゃうとカンチに惡いから..
リカ: 食べる?
かんじ: ----------ハメたな.
リカ: 人聞きの惡い---------
あの十番がね,ストライカ-でね, 去年の得点王なの.
かんじ: あ----行き------よし, そこでパス,行け,ホラ!
リカ: じゃ,私ここで
かんじ: じゃあ----
さとみ: まだ仕事殘ってるの?
リカ: うぅん.
さとみ: 一緖に何か食べに行こ-よ
リカ: けど..
かんじ: 來れば?
リカ: ホント!?
--------------------------------------PART 2-5 END
TOKYO LOVE STORY PART 2-6
バ- "アルジャ-ノン"
さとみ: 樂しかった.
リカ: 良かった, 誘った甲斐があった.
さとみ: うん.
かんじ: あの,誘ったのは俺なんですけど.
リカ: あのロングシュ-ト凄かったよね.
かんじ: もしもし
リカ: はいはい
かんじ: 誘ったのは俺!
リカ: あ,キャッチフォンだ. カチャ
ここカンチのおごりだって
キャッチフォン
かんじ: カチャ,もしもし!
リカ: はいはい
さとみ: --------あ
かんじ: どした?
さとみ: 明日の父母會のことで連絡することがあったんだ---チョットいい?
リカ: 氣をつけた方がいいよ, さとみちゃんがいない間にカンチ,
インドから取り寄せた幻の惚れ藥, 料理ん中入れるかも
さとみ: 見張ってて
かんじ: ----ど-ゆ-つもりなんだよ..
リカ: ん?
かんじ: ひとのデ-トに付いてくっか? 普通.
リカ: なになに, キメテやる今夜アハハン,なんて考えてたわけ?
かんじ: あのね--ったく, そんなだから, 會社でヘンなうわさが廣まるんだよ.
リカ: え-
かんじ: あ, いや
リカ: 何それ
かんじ: ウソウソ,何でもない
かんじ: わが部長とのこと
リカ: あ,それか.
リカ: ホントだよ.
かんじ: え?
リカ: ホント,どんな風にうわさ傳わってるか知らないけどさ
かんじ: --な,何で
リカ: 何でって,好きんなっちゃったんだから,
しょうがないじゃん.
かんじ: あの人, 奧さんも子供もいるんだぞ.
リカ: 知ってる.
かんじ: 不倫じゃないかよ.
リカ: 判ってる. けどでも----私が好きだから.
かんじ: 好きだったら誰とでも寢るのかよ!?
かんじ: な!?
リカ: 良かったね, 半分しか殘ってなくて.
かんじ: いい加減に
リカ: だったら敎えてよ. 人を好きにならないで濟む方法.
かんじ: え
リカ: バカ!
かんじ: お,おい
さとみ: あれ
リカ: ごめん, 仕事殘ってんの思い出しちゃって
さとみ: そう, 殘念
リカ: じゃね.
かんじ: あ, 暑いね..
#7 作者:青岛 2004-5-10 21:34:00)


TOKYO LOVE STORY PART 2-7
道路
永尾とさとみ..步いてくる.
さとみ: 永尾くん, 好き.
かんじ: !?
さとみ: あれ, さっき藥入れなかった?
かんじ: あ----驚いた
さとみ: ヤダ,そんな急に好きなんて言わないよ
三上くんじゃないんだから.
かんじ: え, 言われたの?
さとみ: あ, 違う違う, 三上くんがみんなにそう言ってるって意味.
かんじ: あ--でもさ, あいつが色んな女の子と遊んでるのも,
俺は憎めないってゆ-か,
あいつはあいつで--.
さとみ: 判ってる.
かんじ: --
さとみ: 判ってるよ-- でも私は三上くんみたいな付き合い方って
出來ないだろうなって思う.
かんじ: ---俺もかな.
さとみ: 私たちって似てるかも.
かんじ: じゃ, 似てる同士付き合おっか?
さとみ: え
かんじ: あ,いや,そうじゃなくて,じゃなくて, そうじゃないこともなくて..
さとみ: ----
かんじ: --俺と付き合ってくれないかな?
さとみ: ----
かんじ: 惡い, 急に何言い出すんだろうな, 俺
さとみ: ありがとう.
かんじ: え
さとみ: 嬉しい.
かんじ: じゃあ?
さとみ: --
かんじ: --簡單じゃないもんな.
さとみ: うん, 簡單じゃないから, 宿題にさせて?
受付: 出席日數は足りないし, レポ-トも提出してない, 試驗も受けてない.
みかみ: ---
受付: 三拍子そろって, もう一年留學するか?
みかみ: あ, 確か同じジュラスだったよな?
生體學ノ-ト貸してくれないか?
みかみ: ---
なおこ: ---
なおこ: そんな所から, 誰か女の子でも探してるの?
みかみ: ---
なおこ: バカみたい,カッコつけて.
みかみ: ありがとう.
なおこ: え.
----------------------------------PART 2-7 END.
TOKYO LOVE STORY PART 2-8
ハ-トスポ-ツ. 營業部
のぼる: 今日飮みに行かまいか.
かんじ: いいけど..
わが: ったく, あいつは仕事賴もうとするといなくなる..
わが: 永尾, 春キャンのダイレクトメ-ル作成なんだが,
うちの分, お前やってくれ.
かんじ: あ, はい.
貫通日本語
わが: じゃ, 半分は永尾に.
リカ: これが北海道,これが東北,これが關東------
よろしくお願いします.
わが: 賴むぞ.
かんじ: あ--
かんじ: あ, ねぇ.
かんじ: これ, 項目別に分かれてないよね?
フロッピ-ないの?
リカ: あるけど, 私も使うから.
かんじ: これ一つ一つやってると. 三日かかっちゃうよ.
リカ: 三日かければ?
かんじ: --作夜のこと怒ってんの? ごめん謝るから. 失言でした.
かんじ: あ-っ-
かんじ: 消えちゃったじゃないかよ.
リカ: いいな-, 私の心は傷は死ぬまで消えない.
www.kantsuu.com
かんじ: そんな大袈裟な-
のぼる: おまえ, 何やったんだよ.
かんじ: 今日飮みに行けなくなった.
さとみのアパ-ト.
ときこ: さとみの料理の腕も, 作ってあげる男がいないと,
寶の持ちぐされだね.
さとみ: いるもん--
ときこ: 噓!?
さとみ: いるってゆ-か, もうすぐそうなるかも--
ときこ: 誰?
さとみ: 前話した, 永尾くん.
ときこ: あれ, この間の三上くんってのは?
あの人間キャッチフォン!
さとみ: 違うってば.
ときこ: 何, その永尾くんと付き合うわけ?
さとみ: どうしようかって-
ときこ: ま, 片想いの相手を忘れる爲には, その方がいいかもね.
さとみ: そんなんじゃないってば.
電話が鳴る.
さとみ: はい, 關口です..
三上の聲: 三上だけど..
----------------------------------------PART 2-8 END..
TOKYO LOVE STORY PART 2-9
三上の部屋
三上, 電話している.
みかみ: --この間のこと, 謝ろうと思ってさ.
さとみ: ----
みかみ: もしもし?
さとみ: ------
みかみ: 聞いているか?
さとみ: ------
みかみ: 聞いてるよな--惡かったと思ってる.
さとみ: -----
みかみ: けど, いい加減な氣持ちじゃなく. 俺はおまえが--
ときこ: 誰?
さとみ: え,あ,間違い電話
ハ-トスポ-ツ. 營業部
時計--八時過ぎ..
わが: 何だ. 隨分かかってるんだな..
かんじ: スイマセン
わが: こんなのは, フロッピ-で檢索すればスグだろ.
かんじ: それがちょっと--
わが: あぁ, 赤名か?
かんじ: はあ--
わが: 何か 機嫌損ねるようなことしたんだろ?
かんじ: まあ--
わが: あいつは一旦怒らせると, 雷が鳴るまで機嫌惡いからな.
かんじ: ですね..
わが: 不器用なんだよ--普通は,背中に背負ったリユックに荷物が增える度に,
その分何かを捨てて行く,生きてくってことはそ-ゆ-もんだ.
かんじ: ----
わが: けど,あいつは捨てない.どんどん荷物が增えていく,たった一人で
色んなものをしょいこんでる.
かんじ: ---
わが: ま,意外のおまえみたいなやつの方があいつには合うかもな.
かんじ: 俺が? どうしてですか.
わが: おまえはあいつと正反對だ
かんじ: ?
わが; 何にも荷物を持ってない------少し位なら,
肩代わりしてやれるだろ? せいぜい手こずるんだな.
かんじ: 部長.
#8 作者:青岛 2004-5-10 21:52:00)


TOKYO LOVE STORY 2-10
さとみの部屋
玄關, 時子を見送る----
ときこ: じゃ, 明日ね.
さとみ: うん, お休み.
三上の聲: はい, 三上です.
さとみ: もしもし, 關口です.
三上の部屋
みかみ: あ--
さとみ: さっきごまんなさい, 友達いたから,幼稚園で一緖の
みかみ: いや
さとみ: 何か用事してた?
みかみ: あぁ
さとみ: ごめん
みかみ: --何か用か?
さとみ: そんな特別,用って言うんじゃないんだけど, 私ね---永尾くんに,
付き合ってくれ, って言われてるんだ.
みかみ: そうか.
さとみ: すごい嬉しかった--でもなんか迷ってる.
今までいつも三人で, 友達で, そ-ゆ-こと無しに付き合って來たから.
みかみ:-------
さとみ: もっと, そ-ゆ-んじゃなくて---
みかみ: もう高校生じゃない, 十七歲じゃないんだ.
さとみ: ---
みかみ: もう三人じゃいられない--いいんじゃないか?
關口と永尾って合うよ.
さとみ: !
みかみ: 間違っても, 友達のままでいましょ,なんて言うなよな.
さとみ: ---うん
みかみ: 變わりたくない, なんておまえのそんな考えが, どんなに--
女の聲: ね - 建一, 誰と電話してんの?
さとみ: !
みかみ: あ,じゃあ切るな--
ハ-トスポ-ツ,事業部
みどり: あれ,リカ
リカ: おはよう.
みどり: どしたの, こんな早く.
リカ: チョットね.
同,廊下
けいこ: おはようございます.
かんじ: あ,おはよう.
けいこ: あれ, 隨分眠そうですね. 昨夜飮んだんですか?
かんじ: お仕事------今日も殘業かな
同, 營業部
入ってくる永尾
永尾, デスクに座る.
かんじ: え--出來てる.
同,倉庫フロア
リカ: ---
かんじ: これ, サンキュ-
リカ: --
かんじ: お禮にさ, 何でも奢るよ..
リカ: 放っといて
かんじ: 何?
リカ: 私のことよりさ, さとみちゃんのことでも考えてればいいでしょ?
かんじ: そ-ゆ-ワケにもいかないよ, 君にはヒドイこと言っちゃったワケだしさ
.
リカ: ---氣にしてくれてるの?
かんじ: してるさ, 當り前だ.
リカ: 胸がチクチク痛んだ?
かんじ: 痛んださ, そりゃ.
リカ: 戀心?
かんじ: 良心
リカ: 好きなんだ, 私のこと
かんじ: あ?
リカ: それならそうと早く言えばいいのに, 何奢ってくれんの?
かんじ: 俺はね--.
リカ: 何でもいい?
かんじ: はいはい, 何でもど-ぞ.
リカ: キャビアでも?
かんじ: キャビアでも.
リカ: トリュフでも?
かんじ: トリュフでも.
リカ: じゃあさじゃあさ--あったかいおでんが食べたい,ガンモにハンペン.
かんじ: いいよ.
リカ: あ, でもこれ終わんないと--七時過ぎるかも..
かんじ: いいよ, 終わってからて,俺先に行ってっからさ,
七時にマックスロ-ドで待ってるよ.
リカ: 遲れっかもしんないよ.
かんじ: いい, 待ってっから, 待って待って, 銅像になって待ってるよ.
-------------------------------PART 2-10 END..
TOKYO LOVE STORY 2-11
同,營業部 永尾, 窓の外を見て-
かんじ: 雨降りそうだな.
けいこ: 永尾さん, 二番にお電話です.
かんじ: はい, 永尾です----
關口?---え?--この間の返事?--
あぁ,判った, 行くよ, 何處?----うん.大丈夫--じゃ,後で
幼稚園
ときこ: いいのかなあ, OKしちゃって後悔しない?
さとみ: しない.
ときこ: ま, 二番目に好きな人と付き合うのが一番いいって言うしね.
さとみ: 二番目だなんて, そんな風に永尾くんのこと思ってない--
私の傍にはいつも永尾くんがいてくれたから, だから--
ハ-トスポ-ツ事業部
同,倉庫フロア
リカ: あ!
さとみ: ごめん, 待った?
かんじ: 十五分前
喫茶店,外
同,店內
リカ: ホット- スイマセン, 今何時ですか?
ウエイタ: 七時四十分です.
www.kantsuu.com
リカ: 歸っちゃったかな
バ- "ゼルダ",店內
かんじ: なんか今日,明るいね?
さとみ: そお?
かんじ: ん?
さとみ: 永尾くんのた煙草消す仕種,三上くんに似てるね.
かんじ: そっかな.
さとみ: 似てるよ--うん,似てる
かんじ: ---?
さとみ: 昨夜ね, ずっと永尾くんのこと考えてたんだ--
色色思い出しちゃった
かんじ: --?
さとみ: 高校の頃, 私, 一度みんなにいじめられたりしたことあったでしょ.
家のことで
かんじ: ?
さとみ: 私の家がラブホテルの經營してるって, クラスのみんなに知られて
かんじ: あ-
さとみ: 學校行ったら机の上に, やらしい落書きされて, 私泣きながら帰って
かんじ: --
さとみ: でも次の日行ったらちゃんと消してあって--
永尾くん, 私恥ずかしくてお禮も言えなかったけど,
あれ, すごい嬉しかったんだよ.
かんじ: --- それ,俺じゃないよ.
さとみ: え?
かんじ: 三上だよ.
さとみ: ---
かんじ: 放課後, あいつが一人でずっと消してたんだ.
さとみ: そうだっただ--
かんじ: 關口?
かんじ: どうしたんだ?
さとみ: ----------うぅん?
かんじ: !
-----------------------------------PART 2-11 END..
TOKYO LOVE STORY PART 2-FINAL
リカ: --やっぱ帰っちゃったかな..
リカ: 泣いてるみたい.
ウエイタ-: 恐れ入りますが, 混み合って參りましたので,
相席お願い出來ませんでしょうか?
リカ: あ, でも, ここ來るんです. 今, あとほんの少しで來ますから,
絶對, 來ますから..
バ- "ゼルダ", 店內.
永尾とさとみ
さとみ: どしたの?
さとみ: そ, そうだ, 返事しなきゃね.
さとみ: --こんな私で良かったら.
かんじ: 出よ-
さとみ: 永尾くん--
同,外..
さとみ: 永尾くん.
かんじ: ----俺, 寄る所があるからここで
さとみ: え-------どうして?
かんじ: 安物だから捨てていいよ.
さとみ: -----
かんじ: 取り消すよ.
さとみ: え?
かんじ: 俺と付き合ってくれとか言った. あれ
さとみ: どうして!?
かんじ: やっぱいいよ. 友達のままでいよ.
さとみ: --------
かんじ: このままでいよ.
さとみ: 永尾くん..
かんじ: それが最高, それが一番いい.
さとみ: 永尾くん!
バ- "アルジャ-ノン" 店內.
のぼるの聲: 永尾!
みどり: あれ, 永尾くん, リカと一緖じゃなかったの?
かんじ: ちょっと用が出來ちゃって.
みどり: でもリカ, 行ったよ.
かんじ: !?
さとみ: !
さとみ:--
さとみ: 三上くん---
みかみ: ---どした?
さとみ: 永尾くんにフラれちゃった.
みかみ: ---
かんじ: !
リカ: カンチ
かんじ: -----
リカ: 良かった, 仕事延びて來るの遲れちゃったから, カンチ,
もう歸ったのかと思ってたんだ,
かんじ: ----ずっと待ってたのか?
リカ: 結構待ったと思う---私, 時計持ってないから,
何時か判んないしさ, 今何時頃?
リカ: わっ, もうこんな時間なんだ--良かったあ, 銅像になんなくて.
かんじ: ---
リカ: 私が銅像になったら, みんな待ち合わせに使ってくれるかな?
忠犬リカ, なんてさ..
かんじ: ---
リカ: 帰っちゃおうかっえ思ったんだけどさ, カンチが奢ってくれるなんて
一生に何度あるか判んないしさ.
かんじ: --
リカ: それ逃がしたら, 夜, 枕元にもったいない
お化け出るかもしんないなぁなんて
かんじ: リカ ----
------------------------------PART 2-FINAL-END..
#9 作者:往事稀释剂 2004-6-26 15:58:00)


真是太谢谢了,这样的脚本我几乎找了快一年了,

其他虽然也有,但都不是这么全的。

再次感谢了!

#10 作者:rgseiyuu 2004-6-26 16:15:00)


还有没有啊?青岛

图片点击可在新窗口打开查看
#11 作者:往事稀释剂 2004-6-26 17:31:00)


还有没有下面的啊,只有两集。

有的话希望继续贴出!我这里可伸长脖子等着了……

期盼ing……………………………………………………

#12 作者:往事稀释剂 2004-6-29 22:55:00)


怎么楼主不回答,也没其他人顶呢,

这么好的东西/。

#13 作者:phoebe 2004-7-2 13:12:00)


真是太感谢了

#14 作者:青岛 2004-7-3 0:06:00)


算了,不继续了。费了九牛二虎之力……
#15 作者:icefirezy 2004-7-4 21:57:00)


麻烦你继续传吧

拜托啦

#16 作者:2004 2004-7-5 13:17:00)


終わるの?

版主さん、続けてくださいませんか?

いい口言葉ですから

よろしくね!

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