青二才の語源・由来
青二才とは、年が若く、未熟な人をののしっていう言葉。男性に対して使われる。
青二才の「青」は、「青臭い」や「青侍」などと用いられるように、未熟な者を表す接頭語。青二才の「二才」には二通りの説があり、正確な語源は未詳。ひとつは、若者組(現在の青年団)に入るニューフェイスを「新背(にいせ)」といい、転訛して「にさい」になったとする説。この説では、新来者を馬鹿にする言葉として「青にせー」という語が生まれ、「五才」を「ごせー」「六才」を「ろくせー」と言うことから、「二才」の字が当てられ「青二才」になったとされる。九州の南部地方では、若者を「にせー」や「にさい」とも言う。もうひとつは、ボラなどの稚魚を「二才魚」「二才子」「二才」などと呼ぶことから喩え、「青二才」になったとする説で、一般的にはこの説が青二才の語源として有力とされている。