当たり前の語源・由来
当たり前とは、当然なこと。そうあるべきこと。あたり前。
当たり前の語源は二通りの説があり、どちらの説も有力とされる。ひとつは、「当然」の当て字「当前」が広まり、訓読みされて「当たり前」になったとする説。もうひとつは、分配される分を意味する「分け前」、取り分を意味する「取り前」などと同じく、漁や狩りなどの共同作業では、一人当たりに分配される取り分を「当たり前」と言った。それを受け取るのは当然の権利であることから、「当たり前」は「当然」の意味を持つようになったとする説である。