あばよの語源・由来
あばよとは、別れの挨拶の言葉で、「さようなら」よりくだけた言い方。
あばよの語源には、「あばあば」という説もあるが、「あばあば」はあばよの幼児語として使われていただけである。語源としては、「さらばよ」の略、「また逢はばや(またあはばや)」の転、「ああ、あれは」という感動を示す語「あは」に助詞の「よ」がついたものなど、諸説ある。最も注目されている語源は、「按配よう(あんばいよう)」の略語という説である。「按配(あんばい)」は「体調」の意味で近世から使われており、あばよも近世から使われている言葉であるため、意味と語形の両面からみて、この説が妥当とされている。