案の定の語源・由来
案の定とは、思ったとおり。予想したとおり。果たして。
案の定は近世から使われはじめた語で、語源は文字通りの意味からである。案の定の「案」は、「考え」や「計画」「予想」などの意味。案の定の「定」には多くの意味があるが、ここでは「必定(ひつじょう)」のように「必ずそうなると決まっていること」、「間違いないこと」「たしか」「真実」の意味である。「案」を含んだ同じ意味の言葉には、「案の如く(あんのごとく)」「案の内(あんのうち)」があり、反対の意味では「案の外(あんのほか)」がある。