一大事の語源・由来
一大事とは、重大な事件・出来事。容易でない事態。
一大事は仏教語で、仏が衆生救済のために、この世に現れるという重大事を意味する語であった。「一大事因縁」ともいわれ、仏が衆生を救うためにこの世に現れ、それによって成仏するという、最も大切な目的の意味の言葉である。この「一大事」が一般にも広まり、重大な出来事を意味するようになったが、悪い事態の場合に用いられている。